永野竜太郎が7年ぶり2度目のエース達成「凄くいいショット」 仲良しの宋永漢と同組で66マーク

＜パナソニックOP第2日＞14番、ホールインワンを達成し、ボールを手にカメラマンにポーズをとる永野竜太郎（左は宋永漢）（撮影・井垣　忠夫）

　◇男子ゴルフツアー　パナソニック・オープン第2日（2024年9月20日　兵庫県　有馬ロイヤルGC＝7100ヤード、パー72）

　永野竜太郎（36＝フリー）がホールインワンでのイーグルと、6バーディー、2ボギーの66をマークし、通算11アンダーの暫定4位に浮上した。

　216ヤードの長いパー3で魅せた。6Iで放った第1打はピン手前2メートルに落ちると、そのまま流れるようにカップイン。17年以来7年ぶり、ツアー2度目のエース達成に「寄ってくれるかなと思ってキャディーバッグの方に歩いていたら“入った！”って言われた。凄くいいショットでした」といつもクールな永野も思わず頬が緩んだ。

　予選2日間はプライベートでも仲のいい宋永漢（ソン・ヨンハン、33＝韓国）と同組でプレー。取材時もヨンハンから「竜太郎さん（話）長い長い！おしゃべり」と茶々を入れられるなど、楽しそうに笑い合っていた。いいリズムで回れたことも好スコアを後押ししたようで、「普段から仲いいし、どちらも転けることなくプレーできた。いい感じで2人で回って来れた」とうなずいた。

　21年大会では、当時アマチュアだった中島啓太とのプレーオフに敗れて、ツアー初優勝を逃した。この大会に帰ってくると、当時の悔しさもよみがえるが「あの時よりも上手くなっていると思うので今週もまた全力を出せたら」と表情を引き締める。前週も優勝争いの末に2位と状態は上向き。悲願のツアー初優勝で3年前の雪辱を果たす。