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【レスリング】文田健一郎「ロスに出場したら…」 大谷翔平の偉業に“刺激” 川崎市スポーツ特別賞受賞

スポニチアネックス / 2024年9月20日 16時25分

川崎市からスポーツ特別賞を贈呈された文田(右)

 パリ五輪のレスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級で金メダルを獲得した文田健一郎(28=ミキハウス)が20日、川崎市からスポーツ特別賞を贈呈された。

 東京五輪前の20年から川崎市に在住。「今1歳半の娘がいるが、すごく子育てしやすいところ」と語った。川崎市のおすすめスポットはカッパーク鷺沼だという。「地元の山梨だったらあったような広い原っぱみたいなところが、都内に近くなればなるほど少なくなっていく。カッパーク鷺沼は僕の地元みたいに子供を解き放っても不安じゃないみたいな公園がある。噴水もあったりして夏も冬もよく行っている」と話した。

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、敵地でのマーリンズ戦に先発出場。3打席連発を含む6安打10打点2盗塁の大暴れでメジャー史上初の「50―50」からの「51―51」を達成した。28年ロサンゼルス五輪への出場意欲を示しており、文田は「ロスに出場したら会えるかもしれない。それは、ちょっとモチベーションになるかな。すごいしか出てこないぐらいすごい人なので、単純にファン。会えるんだったら出たいなと思っちゃいますね」と笑った。

 銀メダル獲得で悔し涙を流した東京五輪から3年。文田はパリ五輪で雪辱を果たした。グレコローマンの五輪金メダル獲得は、1984年ロサンゼルス五輪52キロ級の宮原厚次以来。40年ぶりに歴史の扉をこじ開けた。今後については「僕の中では、まだモチベーションが整っていないし、まだ活動もしていないので、あえて2連覇とかロスという明言は避けている」と率直な思いを語り、「レスリングを辞める気もないし、もっともっと自分のレスリングを伸ばせると思う。自分の最大の目標を、かなえた競技人生を存分に味わいながら、歩んでいきたい」と見据えた。

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