ソフトバンク柳田が2軍戦で実戦復帰 2打数無安打も「今年野球無理かなと…グラウンドに立ててうれしい」

＜ウエスタンリーグ・ソフトバンク・くふうハヤテ＞実戦復帰したソフトバンクの柳田

　◇ウエスタン・リーグ　ソフトバンク4―1くふうハヤテ（2024年9月20日　タマスタ筑後）

　5月に右太腿裏を痛めてからリハビリ組で調整していたソフトバンクの柳田悠岐外野手（35）が20日、ウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦（タマスタ筑後）で実戦復帰。フライアウト2つに倒れた2打数無安打だったが「みんなと戦えたことが収穫。今年野球無理かなと感じていた。グラウンドに立ててうれしい」と表情は明るかった。

　気になる足の状態については「足は速くなってないですけど、ケガをする前の状態に戻っていると思います」と話した。今後は2軍の試合に出ながら一歩ずつ段階を踏んでいく。23日からの遠征にも帯同する見込みだ。「これから2軍の試合に出ると思う。きょうは（安打が）出なかったですけど、チームのために出る努力をしていきたいと思います」と頼もしく言った。

　相手のくふうハヤテにはソフトバンク時代のチームメートで今季限りで現役を引退する福田秀平外野手がいた。試合前に旧交を温め再会を喜んだ。福田も指名打者として1打席立った。姿を見守り「彼の野球をする姿を見れるのは今回がラストチャンスかもしれないと思ったので。自分も偶然試合に出れたので、凄くいろいろ感じることもありましたけど、こうやって元気でお互い野球ができて凄い忘れられない1日になりました」と感慨深げだった。

　松山2軍監督は「凄いですね。何もせずに2打席ほぼ芯に当たる。バットを持って振り出したらそういう感覚ってすぐ戻ってくる感じですね」と語った。