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今季限りで引退の日本ハム・鍵谷 2軍戦での引退登板「じーんと」1回3者凡退 大谷と同期入団

スポニチアネックス / 2024年9月21日 6時3分

最速147キロを計測するなど、1回を完璧に封じた鍵谷

 ◇イースタン・リーグ 日本ハム4―0西武(2024年9月20日 鎌ケ谷)

 今季限りで現役を引退する日本ハムの鍵谷陽平投手(33)が、千葉・鎌ケ谷の2軍本拠地ラスト登板を飾った。20日のイースタン・リーグ西武戦で、7回から3番手で登板。家族、栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO、63)らが見守る前で1回を完璧に封じた。12年ドラフト同期のドジャース・大谷翔平投手(30)が史上初の「50―50」の偉業を達成した日に、大谷とともにプロ野球生活をスタートした思い出の地での最後を締めた。

 涙も、後悔もない。鍵谷にあるのは感謝の思い、それだけだった。試合後の引退セレモニー。同学年で公私ともに仲が良い中島から花束を手渡され、胴上げでは仲間の手で7度宙を舞った。12年間のプロ野球生活をスタートした思い出の地での“ラスト”を飾り、心から笑みがこぼれた。

 「ここからプロ野球生活がスタートしましたし、ショートに(中島)卓が守っていて、じーんとくるものがありましたね」

 万雷の拍手で送り出された鎌ケ谷でのラスト登板。7回から登板すると、先頭の高木を三ゴロ、続くコルデロを左飛と冷静に仕留めた。最後はこの日最速となる147キロ直球で山村を右飛に抑え、稲葉2軍監督も「引退するのがもったいないなと感じました。若い選手のお手本になってくれた」と、功労者の引退を惜しんだ。

 昨オフに巨人を戦力外となり、一度はユニホームを脱ぐことも考えた。それでも、日本ハムからのオファーに「チームに恩返しができていない」と、育成契約で5年ぶりの古巣復帰を決めた。オフ前には後輩たちを食事に誘い、肉の焼き方から指導するなど、グラウンド内外で後輩たちの手本となった。

 この日は同期入団のドジャース・大谷が「50―50」の偉業を達成。試合後には栗山CBOから「翔平が活躍した日に最後の登板というのは、何かストーリーを感じるね」と声をかけられたという。「僕らの代で現役で頑張っているのは翔平だけなので、もう野球ファンとして応援していきたい」と鍵谷。次は引退セレモニーが行われる25日の楽天戦で、北海道のファンに感謝を伝える。(清藤 駿太)

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