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セ界の灯はまだ消さない!阪神、奇跡の大逆転へ…打線のカギを握る「MM砲」

スポニチアネックス / 2024年9月21日 9時55分

互いに支え合いながら、さらなる高みを目指す阪神・森下翔太外野手(左)と前川右京外野手

 阪神は20日DeNA戦(横浜)に敗れ、広島に勝った首位・巨人との差が3ゲームに開いた。残り8試合で、宿敵にはマジック6が点灯中。絶体絶命の状況でも奇跡を信じたくなるのは、この土壇場にきて打撃好調の森下翔太外野手(24)と前川右京外野手(21)の存在が大きい。

 森下は夏場に2軍降格こそあったものの、不動の3番として打点王を争う活躍ぶり。前川は開幕から1軍を離れることなく、コンスタントに結果を残し、9月15日ヤクルト戦(甲子園)から3試合連続決勝打をマーク。どちらも猛虎に欠かせぬ戦力として、立派に独り立ちした。大山、佐藤輝の左右の大砲を挟む形でラインナップに並び、森下は打率・278、前川は同・279(20日現在)。そろって同・280台でのフィニッシュも視界に捉えている。

 同じ寮生の2人は、プライベートでも仲が良い。休日には大阪・梅田にある球団グッズを扱うショップをサプライズ訪問したり、虎風荘から甲子園までの車移動を共にしたり。互いに支え合いながら、熱く長い1年を乗り切ろうとしている。

 森下「勝っていけば、最終的に良い結果が生まれる。毎日ピリピリしたゲームをやれるのは幸せ。成長につながると思う」

 前川「特に張り切るとかはない。一打席一打席、結果を残せるように頑張る」

 勝負を分ける今回の4連戦を前に、2人は決意を口にしていた。22、23日には巨人との天王山(甲子園)を控える。常にプラス思考の森下と、泰然自若の前川。虎が誇る若き「MM砲」のバットが、大逆転優勝への化学反応を引き起こす。(記者コラム・八木 勇磨)

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