和田アキ子 大物タレントが「私を思って」作った曲「涙が出て」も最初は「感じなかった」ワケ「下手なの」

和田アキ子

　歌手の和田アキ子（74）が21日、ニッポン放送「ゴッドアフタヌーン　アッコのいいかげんに1000回」（土曜前11・00）に出演。タレントの所ジョージ（69）が自身のために制作してくれたという楽曲について語った。

　和田は「所っちがあたしのために、私を思って作ってくれた歌があるんですよ」と切り出すと、「これは3週間くらい前に所っちが自分で持って来てくれて、『（アッコに）おまかせ！』のスタッフの部屋に」と続けた。

　所は「『ポツンと一軒家』に出ていただいたりした時に、和田さんの発言がなんて優しい、素敵なんだろうって。感動されてる姿を見て、僕も感じたんですよ」と話していたとし、和田は「もういいよ、そんな曲なんか作んなくって」と言いながら受け取ったという。

　そうして曲をスタッフと聴いてみると「申し訳ないけど、全然私感じなかったのよ」という内容だったとし、「そう。またあったら頼むね、新曲も出ることやし」とあまり喜ぶことなく返答したとした。

　それでも「念のため、レコーディングするかも分からんから、じゃあもう1回聴いてみよう」と資料を聴いたものの、「もうとんでもなく下手なのよ」とバッサリ。「所っちじゃないの。AI。AIの声なの。AIが歌を入れてるの」と言い、「すっごい下手なの、それが」とぶっちゃけた。

　「嫌だこんな歌、歌えない。まだ譜面もできてないしね」と和田。自身のバンドのバンドマスターにも意見を求めたというが「しようがないですよ、アッコさん。AIには感情がないから」と言われたという。

　和田は「音は間違えないんだけど」「誰やお前、AIってさあ、そんなもんなんかい」とも話すと、「これじゃダメだと思って。本当に所っちの歌ってるね、元々で良かったのに、アレンジする人が、これじゃあギターだけだから、コードも分かんないしっていうので、AIのボーカルを入れてくれたらしいんだけど」と残念そうに話した。

　そのため「うちでちょっと起こして、うちのボイトレの先生に歌ってもらったの」という。すると「涙が出て来ちゃって。いい歌で」と心を揺さぶられたとし、「そういうことあるのね。歌い方でね、強弱つけたり、AIは一本調子やから。やっぱり高いところも音出してんだけど、（先生の歌唱は）情が入ってるんですよ」としみじみと話した。

　「AIも便利になってるけど、どうなってるんだろうなって」と語った。