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東大のサブマリン、渡辺が8回零封も勝利ならず

スポニチアネックス / 2024年9月21日 13時17分

<明大・東大>力投する東大の先発・渡辺(撮影・木村 揚輔)

 ◇東京六大学野球秋季リーグ戦第2週第1日 東大 0―10 明大(2024年9月21日 神宮)

 東大の先発・渡辺向輝(3年=海城)が明大相手に8回を散発4安打に抑える好投を見せた。打線が抑えられ勝ち投手とはならなかったが、父・俊介氏(元ロッテ、現日本製鉄かずさマジック監督)譲りの下手投げから両コーナーに投げ分け、ドラフト候補の宗山もきっちり抑えた。

 「前回(早大戦)はストレートしかストライクが取れなくて。きょうは変化球でもカウントを整えられるよう練習してきました。8回まで試合を作れて楽しかったし自信にもなりました」

 前週の早大戦は投手陣が四死球を連発して投壊。この日の渡辺は8回で2四死球と制球も安定していた。「明治の打線が合っていなかったので、行けるところまでと思って投げさせた。渡辺―平田のリレーは予定通りだったんですが」とエース平田が9回に捕まっての敗戦に大久保裕監督は残念そう。

 勝ち星はつかなくても、この日の投球を続ければ赤門のエースが誕生する。

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