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巨人に魔の8回…一挙4失点で逆転負け 浅野が痛恨失策 横川6回自責0も救援陣が… 最短Vは26日に

スポニチアネックス / 2024年9月21日 16時56分

<広・巨>8回、小園の適時打を後逸した浅野(撮影・岸 良祐)

 ◇セ・リーグ 巨人4―5広島(2024年9月21日 マツダ)

 巨人は8回に一挙4失点して3点リードをひっくり返され、まさかの逆転負け。1分けを挟んだ連勝が4で止まり、貯金が16に減った。最短Vは26日。

 魔の8回となった。

 4―1で迎えたこの回、3番手右腕・ケラーが2死一塁から矢野に右前打されて一、三塁とピンチを広げ、相性の悪い秋山に右前打されて4―2。ここで3番手左腕・高梨にスイッチした。

 だが、秋山の代走・羽月に初球で二盗を決められ、2死二、三塁。続く小園の右前適時打で1点差に迫られると、この打球を右翼・浅野が後逸する痛恨の失策で一気に4―4の同点となった。

 動揺の隠せない高梨が坂倉に3ボール1ストライクとしたところで申告敬遠とし、阿部監督は自らマウンドに行って5番手右腕・船迫にあとを託したが、巨人キラーの末包に左前適時打されて勝ち越しを許し、これが相手の決勝点となった。

 巨人は初回、1死から19歳の2番・浅野が四球で出塁すると、3番・吉川が23試合連続出塁となる右前打を放って一、二塁。ここで打席に入った主砲兼主将の岡本和が左前適時打を放って1点先制した。

 これで巨人は15日の中日戦(東京D)から6試合連続で先制。そのうち初回での先制劇は5度目となった。

 その後は8月6日の対戦(東京D)でプロ8年目での初完封を許し、前回対戦した8月22日(東京D)も6回途中まで10安打しながら1点に抑えられた相手先発右腕・アドゥワの前に得点が奪えなかったが、5回に浅野の適時二塁打で1点、6回に先発左腕・横川の適時打で1点と加点して3点リード。だが、8回にまさかの暗転となった。

 138日ぶり今季3度目の先発登板となった6年目左腕・横川は自ら適時打も放って6回6安打1失点(自責0)と好投し、今季3勝目の権利を得て降板したが、4月27日のDeNA戦(横浜)以来147日ぶりとなる先発勝利を手にすることはできなかった。

 試合後、2位の阪神が延長戦の末に勝ったため、ゲーム差は試合前の3から2に。巨人の優勝マジックナンバーは前日と同じ6のままで、最短Vは26日となっている。

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