W杯予選で日本と同組の豪州代表新監督にポポヴィッチ氏就任濃厚 マスカット、クラモフスキーも候補に。

トニー・ポポヴィッチ氏

　オーストラリア代表新監督に、現役時代には広島でプレーした経験も持つ元同国代表DFトニー・ポポヴィッチ氏（51）の就任が濃厚となっていることが21日までに分かった。

　複数のオーストラリア関係者が明かした。オーストラリア代表は26年W杯アジア最終予選で日本と同じC組入り。初戦でバーレーンにホームで敗れ、続くアウェーのインドネシア戦でも引き分けて批判が高まっていた。20日には協会がグラハム・アーノルド監督（61）の辞任を発表。後任選定に着手し、昨年まで横浜を率いた中国1部上海上港のケビン・マスカット監督（51）、FC東京のピーター・クラモフスキー監督（45）も候補に挙がった中、最終的にはフリーのポポヴィッチ監督で落ち着きそうだという。

　ポポヴィッチ氏は現役時代はセンターバックとして活躍し、97年～01年まで広島でプレー。代表は各年代で選出され、06年W杯ドイツ大会にも出場した。現役引退後は指導者の道に進み、トルコやギリシャでも指揮経験を持つ。26年W杯アジア最終予選では、10月15日に埼玉スタジアムで日本代表と対戦する予定となっている。