ドジャース・大谷 メジャー初の地区優勝へ王手「ファンの人の盛り上がりも、チームの士気も高い」

＜ドジャース・パドレス＞4回、大谷は勝ち越しの適時二塁打を放つ（撮影・沢田　明徳）

　◇ナ・リーグ　ドジャース4―3パドレス（2024年9月25日　ロサンゼルス）

　ついに王手だ！ドジャースの大谷翔平投手（30）は25日（日本時間26日）、パドレス戦に「1番・DH」で出場し、2安打2打点で勝利に貢献。決勝打を放った6回は二盗も決めて56盗塁とし、01年イチロー（マリナーズ）の日本選手最多記録に並んだ。チームは2位との直接対決3連戦を1勝1敗に戻し、優勝マジック2が再点灯。26日（同27日）も勝利すればチーム3年連続、大谷にとってはメジャー7年目で初の地区優勝が決まる。

　【大谷に聞く】

　――観客の熱気がプラスに働いている。

　「それはかなりある。ファンの人の盛り上がりも、チームの士気も高い。そこはより集中できる材料」

　――得点圏に走者を置いた場面の考え方。

　「基本的には場面関係なく、自分の良い打席を送れば良い結果が出ると思っている。そこに集中したい」

　――ここまで良い打席の感覚は過去にあったか。

　「あると思う。もちろん年を重ねるごとに打撃の技術も上がってくる。フィジカルもそうですけど。地力みたいなものが少しずつ形になっている」

　――チーム状況が大きく変わる9月の試合は初めて。

　「最後の最後までそういう試合ができていることに感謝。ここまで健康を保ち、今日もしっかり出られたことが一番。引き続き明日以降も頑張りたい」