メークアレンパへ 阪神残り5試合先陣は大竹 7戦7勝マツダのマウンドで一戦必勝

裸足になり、甲子園の外野でトレーニングする阪神・大竹（撮影・北條　貴史）

　阪神・大竹が、きょう27日の広島戦で必勝を期して先発する。奇跡の逆転優勝に向けた5試合の先陣。「やらなきゃいけないことは一緒。何も気にしない」と泰然自若で決戦へ挑む。

　舞台は移籍1年目の昨季にプロ入り後初めて登板して以来、7戦7勝のマツダスタジアムだ。今季も3試合に先発して防御率0・90の好相性ながら「たまたま点が入らなかっただけ。失点したけど勝っただけ、という試合もある」と油断は一切ない。求めるのは白星のみ。一戦必勝の精神を貫き、レギュラーシーズン最後の先発マウンドへ上がる。

　前回先発した16日のヤクルト戦（甲子園）では、6回無失点の好投で節目の10勝目を挙げた。同戦の初回2死満塁のピンチで好守を見せ、決勝犠飛も放った前川には、約束通り香水をプレゼント。「万人受けしそうなものを選んだ。試合中でもつけられるように」と笑顔を見せた左腕。再び漂い始めた「メークアレンパ」の香りを、さらにキツくする快投を見せる。（八木　勇磨）