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ドジャース・大谷の50号のボールを巡って裁判沙汰に 「正当な所有者」と主張する18歳が民事訴訟起こす

スポニチアネックス / 2024年9月27日 20時59分

19日のマーリンズ戦で50号本塁打を放つ大谷(AP)

 ドジャース・大谷翔平投手が「50―50」を達成した際の50号のホームランボールを巡り、ついに裁判沙汰に発展した。米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)が報じた。

 大谷が50号アーチを放ったのは19日のマーリンズ戦。スタンドではファンによる大争奪戦が展開されて大混乱になった。

 「ボールを奪われた」と主張し、正当な所有者だとして民事訴訟を起こしたのはグレッグ・マトゥスさん(18)。27日(日本時間28日)に米ゴールディン社が開始するボールのオークションを一時中止するよう求めた。

 オークションは予定通りに行われるが、マトゥスさんの弁護士ジョン・ウスタル氏がESPNの取材に応じ、10月10日(日本時間11日)に証拠審問が予定されており「裁判所の命令により、この審問が終わるまで大谷のボールを販売することはできない」とした。

 オークションは16日(同17日)までの予定。入札は50万ドル(約7150万円)からで、450万ドル(約6億4350万円)が即決価格となっている。

 ウスタル氏は「裁判所は10月10日に我々の証拠に基づいて判決を下す予定です」と言及している。

 マトゥスさんの訴訟によると、ローンデポ・パークの左翼スタンドで試合を携帯端末で録画していたところ、大谷のホームランが「自分の方に来るのが見えた」。そして「左手でうまくつかみ、持ち帰ろうとした」という。

 しかし直後に「筋肉質の年配の男性」がマトゥスさんの腕を「脚の間に挟み込み、左手からボールを強制的に奪われた」と主張している。

 現在ボールを所有している男性にも取材を試みたが、連絡が取れなかったという。

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