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巨人 4年ぶりリーグ優勝に王手 岡本の通算1000安打が決勝打

スポニチアネックス / 2024年9月28日 5時33分

<巨・中>6回、岡本和は先制適時打を放つ(撮影・西川祐介)

 ◇セ・リーグ 巨人3―1中日(2024年9月27日 東京D)

 ついに王手だ!4年ぶりのリーグ優勝に向けて首位を走る巨人は27日、中日戦に3―1で勝利。2位・阪神が敗れたため、マジックは一気に2つ減り「1」となった。同点の6回無死一、三塁で4番・岡本和真内野手(28)が通算1000安打達成となる決勝の中前打。28日の広島戦(マツダ)に勝つか引き分け、負けても阪神が敗れれば就任1年目の阿部慎之助監督(45)が宙を舞う。

 東京ドームには今季最多の4万2189人が詰めかけた。勝利してスタンドにあいさつする阿部監督、選手にファンから激励の拍手が降り注ぐ。ついにマジック1。だが浮足立つことはない。通算1000安打が決勝打となった岡本和も「(1000安打は)正直、数えてもいなかった。打てて良かったです」と気を引き締めた。

 チームを勝利に導いた一打は0―0の6回。無死一、三塁で打席に立った。梅津の高め151キロ直球に反応。打球は中前に抜けた。これが12球団トップを独走する今季20度目の決勝打。8月は24試合で打率・269だったが、9月は22試合で打率・337、15打点で決勝打も4度を数える。「打つ打たないとか、調子がいいとか悪いとか言っている場合じゃない」。今季ここまで4番で全試合出場を続ける男は2―1の8回先頭では左線二塁打で出塁し、その後に大城卓の犠飛で貴重な追加点となるホームを踏んだ。

 18日に初めて優勝マジックが点灯した。その翌日から2試合連続本塁打を放つなどチームに勢いをもたらしている。20日の広島戦で中越えに2ランを放った時のこと。阿部監督は「和真とハイタッチした時、今年一番手が痛かった」と回想する。感情を表に出すことが少ない岡本和の主砲としての責任感。「(前回優勝の)20年はコロナでちょっと違う感じだった。久しぶりにたくさんのお客さんの前で優勝できるかもしれないという位置にいる。本当に頑張りたい」と力を込める。

 2年連続4位からの巻き返しを目指した長い旅路が、28日にも終わる。阿部監督は「もう他のチームは関係ない。とにかく自分たちで勝っていくだけ。他はどうでもいい」。勝って決める。最高潮のムードで、広島が待つマツダスタジアムへと乗り込む。 (川島 毅洋)

 ○…岡本和(巨)が27日の中日戦で6回に梅津から中前打を放ち、通算1000安打を達成した。プロ野球321人目。初安打は15年9月5日のDeNA戦で砂田から。巨人では20年の亀井善行以来26人目で28歳2カ月での達成は坂本25歳5カ月、松井秀喜26歳1カ月、王貞治27歳1カ月に次ぐ4番目の年少記録となった。

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