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神田正輝「旅サラダ」卒業は「悲しいことじゃない」「俺、見てて文句言いに来るから」

スポニチアネックス / 2024年9月28日 10時46分

神田正輝

 俳優神田正輝(73)が28日、27年半にわたりMCを務めてきたABC・テレ朝系「朝だ!生です旅サラダ」(土曜前8・00)で、最後の出演を果たした。

 この日は、神田と松下奈緒、勝俣州和の“旅サラダファミリー”でのグアム3人旅の様子を放送。現地のさまざまなスポットを旅し、最後はスタッフも交えてバーベキューを楽しんだ。

 旅の最後には 27年半を振り返り、「27年半、面白かった」と笑顔を見せた神田。就任当時、プロデューサーから「どういうふうにしたいですか?」と聞かれ、「僕は『兼高かおる世界の旅』が好きです。あれがやりたいです」と答えたといい、プロデューサーも「分かりました」と受け入れてくれ、海外で多く撮影してくれたという。

 「当時はまだ女優さんや歌手の方が3週間ロケに行ってくれたんですよ。本当にたくさんの方がロケに行ってくれた」と感謝。「そういう方と、ドラマでせりふを言いながら作り上げるんじゃなく、フリートークで出会えたことが僕はすごい幸せ。素になってくれることがうれしくて、素を見せてくださいってやるのは好きじゃない。本当に素で出してくれたうれしいと思うし、ゲストが楽しんで帰ってくれたらもうそれでいい」と充実の表情を浮かべた。

 「『旅サラダ』って大した番組じゃない。番組の中の1つ。ただ、土曜朝起きて、知らない外国の世界を見たいと思ったら見てくれたいいと思うし」と同番組の“価値”についても言及した。

 勝俣から「神田さんにとって『旅サラダ』とは何ですか?」と聞かれると「面白かった。みんなにありがとうと思う」と語り、背中の“Arigato”の文字を見せて、「(卒業は)悲しいことじゃないのよ。俺、見てて文句言いに来るから。気を引き締めてやれよ、10月から。ゲストには来ないよ、俺。カメラ回ってる前を横切って」と笑わせ、「楽しんで」とエールを送った。

 勝俣は「お父さん、1回旅に出るだけから」、松下も「いつかまた戻ってきてくれる気がする」と笑顔を見せていた。

 番組エンディングで、「この時間がやってきてしまいました」と松下。「27年間、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました」と花束を贈られた神田。「自分たちの番組にしてください。僕の続きじゃなくて。自分たちの番組を作るように頑張れ」と仲間たちにエールを送り、「安心して譲れます。「また来週見てください。素敵な週末を!」と手を振り、笑顔でのエンディングとなった。

 神田は昨年11月から今年1月まで「体のメンテナンス」を理由に休養し番組を欠席。視聴者からは体調を心配する声も多く上がっていたが、1月27日の放送で2カ月ぶりに復帰した後は得意のダジャレも“復調”し、6月1日放送では「もう終活終わっちゃってるけど」と告白する場面もあった。 

 そんな中、ABCテレビが7月6日に、神田が9月28日の放送をもって卒業すると発表。番組は功績を称えると同時に「27年半という長きにわたって番組を支えていただき、心より感謝申し上げます」と感謝の言葉を送った。

 また今月26日には、この日の卒業を前に神田がABCを通じてメッセージを発表。視聴者に向け、「9月28日の放送で何を話すのかまだ決めていませんが、視聴者の方へのメッセージは当日、番組の中でお話すると思います」とし、番組内での言葉に注目が集まっていた。

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