オールブラックスが快勝締め 10・26エディージャパンと対戦 ラグビー南半球4カ国対抗戦
スポニチアネックス / 2024年9月28日 17時56分
◇南半球4カ国対抗戦ザ・ラグビーチャンピオンシップ最終節 ニュージーランド ― オーストラリア(2024年9月28日 ウェリントン)
世界ランキング3位のニュージーランド(NZ)代表オールブラックスが同10位のオーストラリア代表を33―13(前半19-13)で下し、3勝3敗で大会を終えた。NZは21年8月からオーストラリア戦9連勝で通算対戦成績は126勝45敗8分け。10月26日にはエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ率いる日本代表と日産スタジアムで対戦する。オーストラリアは1勝5敗で2年連続の最下位に終わった。
NZは今季リーグワンのBR東京に加入するSHペレナラが3試合ぶりに先発復帰。元東京SGのSOマッケンジーがリザーブに回り、元東京SG、トヨタのFBボーデン・バレットが今大会初めてSOで先発した。また、元同国代表主将で東京SG所属のフランカー、ケインは先発で通算100キャップを達成した。一方、前節はNZに善戦したオーストラリアは先発SHをホワイトからゴードンへ変更。埼玉WTBコロインベテは手首のケガで欠場した。
前半はオーストラリアがピック&ゴーなどでFW周辺を攻めて流れをつかみ、8分にフランカーのマクライトが左中間にねじ込んで先制トライを挙げた(7-0)。だが、NZは16分に相手こぼれ球からのカウンターでWTBリースが右中間へトライ(5-7)。5-10で迎えた22分には、この日FBに入ったジョーダンがミスマッチを突いたラインブレークからトライを決め、12-10と逆転した。オーストラリアは37分、SOロレシオの2本目のPGで13-12と再びリードしたが、NZは前半終了間際にPGを狙わずラインアウトから攻め、最後はWTBクラークのトライで19-13と逆転して折り返した。
後半はNZが圧倒的に攻めまくった。15分に相手ゴール前での連続攻撃から途中出場のプロップ、タマイティ・ウィリアムズがトライ(26-13)。22分にマッケンジーを投入してB・バレットをFBに下げる「ダブル司令塔」にすると、24分にはB・バレットのパスでマッケンジーが走り込み、パスを受けたクラークが試合を決定づけるトライを挙げた。
NZは日本経由で欧州へ遠征するため、この試合が今年国内でのラストゲーム。今年限りでの代表引退を表明しているケインが後半27分に交代でピッチを後にすると、観客はもちろんスコット・ロバートソン・ヘッドコーチら首脳陣、控え選手たちがスタンディングオベーションで奮闘を称えた。
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