父のプロ1号と息子のリーグ戦1号を見た幸せな時間 慶大・清原ジュニアが初アーチ
スポニチアネックス / 2024年9月28日 18時22分
慶大の清原正吾(4年=慶応)が明大戦の9回2死から起死回生の同点本塁打をバックスクリーン左に打ち込んだ。この一発がリーグ初本塁打。喜びを全身で表現しながらベースを一周する正吾の姿に38年前の父・和博氏の姿を思い出していた。
86年、記者は西武担当1年目。甲子園13本塁打のルーキーに密着した。しかし当時の西武は層が厚く怪物ルーキーとて開幕スタメンは達成できなかった。開幕2戦目、6回から守備で出場するとプロ初打席は四球。そして、この日の正吾と同じように9回2死で2打席目が回ってきた。南海・藤本の初球、思い切って振り抜いた打球は5・5秒の滞空時間をかけて左中間スタンドに舞い降りた。二塁ベース前でジャンプ。初安打が初本塁打。試合は2―4で敗れたのにファンの反応は和博氏の本塁打で“勝ったも同然”状態だった。
この日の正吾も初球を振り抜いての一発。しかも打球はオヤジ顔負けの豪快弾だった。
中学、高校と野球から離れていた男が大学で再び「父を喜ばせたい」と野球に戻った。他校なら「やめとけ」といわれるところ、堀井哲也監督の本気度チェックに合格してバットを握った。「慶応だから野球をやらせてもらった」と本人がいうように、血の滲むような努力の結果4番に座る。プロ志望届も提出した。それまでスカウトたちも「ウチはリストアップしていない」と圏外だったが、この日の一発でドラフト候補に浮上するかもしれない。
スタンドで息子の一発を見届けた和博氏のうれしそうな顔。記者も父子の1号を見るとは思わなかった。正吾の特大弾は幸せな時間を与えてくれた。(落合 紳哉)
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