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井上尚弥「今が一番集中しないといけない時」 ドコモイベントで“超えられない存在”にも言及

スポニチアネックス / 2024年9月28日 19時20分

「ドコモ未来フィールド」のイベントで、参加者の質問に応じる井上尚弥ら(代表撮影)

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31)ら大橋ジム所属選手が28日、横浜市内の所属ジムで行われたNTTドコモの主催イベント「ドコモ未来フィールド」に参加した。

 WBO世界バンタム級王者の武居由樹、WBA世界スーパーライト級6位の平岡アンディ、日本フェザー級王者の松本圭佑、日本ライト級6位の今永虎雅らと参加した17人にミット打ちなどを指導。

 サンドバッグ打ちでは手取り足取り小学生にパンチの打ち方を教え「いいね!」などと声をかけた井上は「子どもたちとこういうイベントでふれあえて、ボクシングを体験させられるというのは、自分たちにとっても刺激というか、子どもたちのぎらぎらした目を見るのも自分たちにとっていいと思う。子どもたちにとってもいい日になればいいなという思いでやった」と振り返った。

 質問コーナーでモチベーション維持の秘けつについて問われると「ボクシングを好きである以上追求していきたい気持ちが凄く高くなる。20歳で世界チャンピオンになったが今が一番高い。キャリアあと数年というところで、より追求していきたい思いが30歳になってより増している」とうなずいた。2階級での4団体王座統一を成し遂げても慢心は一切ない。「今の地位でボクシングをやるというのが何より一番のやりがいというか、どの選手からも狙われる立場というのが、自分自身を奮い立たせてくれる。そういった意味で今が一番集中しないといけない時だなと感じる」と覚悟をにじませた。

 さらには父・真吾トレーナーにも言及。「本当に尊敬でしかない。小1から始めてきついこともあったが、なぜ乗り越えてこられたかというのは、一緒に父もきつい練習をやっていたから。SNSでもよくつぶやくが、やっぱりこの人は超えられない。そんなところが一番なのかな」と改めて父への感謝の思いを口にしていた。

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