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巨人4年ぶりV!大混セ制して阿部監督就任1年目で歓喜のセプテンバー マツダで11年ぶり勝ち越し

スポニチアネックス / 2024年9月28日 21時24分

<広・巨>胴上げされる阿部監督(撮影・光山 貴大)

 ◇セ・リーグ 巨人8―1広島(2024年9月28日 マツダ)

 巨人が28日の広島戦(マツダ)に勝って4年ぶり39度目(1リーグ時代を含むと48度目)のリーグ優勝を決めた。

 現役時代に強打の捕手、一塁手として通算2132安打、406本塁打の成績を残し、8度の優勝と3度の日本一を経験した阿部慎之助監督(45)は就任1年目でのセ・リーグ制覇。球団では2002年の原辰徳監督以来22年ぶり6人目となる新人監督Vとなった。

 マジック1で迎えた一戦。円熟味を増した菅野、小林バッテリーの落ち着いたプレーぶりが際立った。

 初回、2年目の23歳・門脇が1番・秋山の遊ゴロをいきなりエラー。19歳の浅野は2回、無死一塁で初球を打って二ゴロ併殺打と若い選手に硬さがみられるなか、2人で力を合わせてスコアボードに「0」を刻んだ。

 すると、ベテランの姿を見て硬さの取れ始めた若手が仕事をする。0―0のまま迎えた4回だ。2死二塁から浅野が右前打を放って一、三塁。続く門脇が右前適時打を放って待望の先制点が入ると、ベンチ前でキャッチボールしていた菅野はグラブを叩いて喜びを爆発させた。

 その裏、菅野が2死二、三塁から菊池に左前適時打され、試合は振り出しに戻ったが、1―1で迎えた6回だった。

 初回に左前打して29試合連続出塁としていた先頭・吉川が3打席連続安打となる左前打を放って出塁。続く岡本和が左中間へ適時二塁打を放って勝ち越しに成功した。

 なおも2死三塁の場面で門脇が申告敬遠されると、試合前打率.150の小林が右前適時打を放って大きな3点目。7回には岡本和に左中間への2点適時二塁打、途中出場していた増田大にも左中間への適時二塁打が出て一挙3点を加えると、9回にも坂本、増田大の連続適時打で2点を追加して快勝した。

 菅野は8回6安打1失点の好投で両リーグ単独トップとなる15勝目(3敗)を挙げ、9月に入っても広島、阪神、DeNAと4球団での優勝争いが続いた史上空前の大混戦を制した。

 また、巨人は昨季3勝9敗と大きく負け越したマツダでの最終戦に勝って今季戦績を6勝5敗2分けとし、2013年以来11年ぶりの勝ち越しを決めて“鬼門”の呪縛も解き放っている。

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