4年ぶりVの巨人へ敵地マツダが粋な演出 阿部監督インタ後に「セプテンバー」 ネット涙「神対応」

＜広・巨＞優勝を決め、万歳する巨人の阿部監督と選手たち（撮影・岸　良祐）

　◇セ・リーグ　巨人8―1広島（2024年9月28日　マツダ）

　巨人が28日の広島戦（マツダ）に勝って4年ぶり39度目（1リーグ時代を含むと48度目）のリーグ優勝を決めた。現役時代に強打の捕手、一塁手として通算2132安打、406本塁打の成績を残し、8度の優勝と3度の日本一を経験した阿部慎之助監督（45）は就任1年目でのセ・リーグ制覇。球団では2002年の原辰徳監督以来22年ぶり6人目となる新人監督Vとなった。

　9回2死一塁、巨人3番手の大勢が末包をを二ゴロに打ち取ってゲームセット。ナインはベンチから飛び出してマウンド周辺で喜びの輪をつくり、阿部監督を10度胴上げして歓喜の瞬間を迎えた。

　目を潤ませて優勝監督インタビューに登場した阿部監督は「最高でーす！」とファンの歓声に応え、「この場をお借りして、原さんが…指導者に導いていただいてよかったなと思います。感謝してます」と原辰徳前監督へ感謝の言葉も。

　そしてインタビューを終えると、指揮官が入団2年目の2002年から登場曲で使用したアース・ウインド＆ファイアーの「セプテンバー」が敵地マツダスタジアムに流れる粋な演出も。曲に合わせて観客は拍手を送り、SNSでも「え！？マツダでセプテンバー流れてる」「セプテンバー流してくれてありがとうマツダ」「マツダスタジアムセプテンバー流してて泣く」「マツダスタジアム　BGMにセプテンバー流す粋な演出」「セプテンバー流してくれるとかマツダスタジアム神対応かよ」「セプテンバーかかってる！！マツダさん粋だなぁ」「ビジターなのにセプテンバーかけてくれてありがとう！マツダスタジアムと広島カープ！！」などの声が上がった。