1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

データで振り返る巨人V奪回 菅野は伝説エース級の活躍、岡本和は抜群の勝負強さ発揮

スポニチアネックス / 2024年9月29日 5時32分

<広・巨>7回、力投する菅野(撮影・平嶋 理子)

 ◇巨人4年ぶり48度目リーグ優勝

 巨人が20年以来セ39度目、1リーグ時代を含めると48度目のリーグ優勝を果たした。阿部新監督の下、V奪回に成功した巨人の戦いぶりをデータで振り返ってみる。(記録課・志賀 喜幸)

 ☆苦手を克服 昨季は宿敵・阪神に6勝18敗1分けの借金12と大きく負け越したが、今季は12勝12敗1分けのタイ。同じく8勝17敗で借金9だった広島には13勝9敗3分けの貯金4で、昨季負け越した2チームに借りを返した。また、ビジターでは昨季は勝率・444(ホーム・565)の低勝率も、今季はセ最高の・576でホームの・559を上回る好成績。阿部新監督の下、苦手の相手、球場を克服し優勝に結びつけた。

 ☆先攻逃げ切りに成功 昨季は防御率3・39でリーグ5位だった投手陣が、今季はトップの2・47と奮起。特に救援陣は3・81から2・26と飛躍的に安定感が増した。なかでもセ3位の28セーブの守護神・大勢は防御率0・90。セで40試合以上に登板した27投手の中、唯一の防御率0点台の安定感で試合を締めた。その結果、逆転負けが昨季はセで2番目に多い30試合だったが、今季はセ最少の17試合まで減少。先取点試合の勝率も昨季の・725(セ3位)から今季はセ最高の・797までアップし、先行逃げ切りの勝ちパターンが確立した。

 ☆ベテランが復活 昨季4勝に終わった菅野が今季は両リーグ単独トップの15勝と見事に復活。敗戦はわずか3しかなく、勝率・833はセ、パ通じ最高だ。勝率・820以上で優勝に貢献となれば、巨人では20年の自身(・875)以来8人で12度目。一人で2度は36年秋、37年春の沢村栄治、38年秋、41年のスタルヒン、66、67年堀内恒夫という伝説的エースに並ぶ偉業になる。また、若きエースの戸郷も5月24日に前年覇者の阪神相手にノーヒットノーランを達成するなど12勝8敗と奮闘。両右腕合計で27勝11敗の貯金16を稼いだのに対し、その他先発は合計28勝30敗で借金2。両エースの働きが優勝の大きな力になった。

 ☆若大将が全試合4番 主砲の岡本和は開幕から全試合で4番スタメン。過去の巨人で全試合先発4番出場は、21年の自身まで5人で9度。そのうち優勝イヤーの達成は37年春の中島治康、49年川上哲治、00、02年松井秀喜、09年ラミレスの4人で5度となっており、岡本和が閉幕まで全試合4番で通せばチーム6度目で、日本人では松井以来22年ぶりになる。抜群の勝負強さで打線を引っ張り、83打点は村上(ヤ)の86に次ぐセ2位。殊勲安打32本は村上の27本を抑え、勝利打点21は山川(ソ)の16を抑え、ともに両リーグトップと勝負どころで数多くの一打を放ち、勝利へ導いた。 

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください