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ソフトバンク・山川 CSへ「うちにはスーパースターがいるんでね」 柳田とのクリーンアップ再結成心待ち

スポニチアネックス / 2024年9月29日 6時3分

<日・ソ>8回、3ランを放つ山川(撮影・高橋 茂夫)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク6―7日本ハム(2024年9月28日 エスコンF)

 ソフトバンクは山川穂高内野手(32)が2―5の8回に打撃2冠独走の34号3ランを放った。チームはクライマックスシリーズ(CS)で対戦する可能性がある2位・日本ハムに7連敗。パ・リーグ全球団に勝ち越す“完全優勝”も消滅した。ただ、小久保裕紀監督(53)はCSは「別物」と泰然自若。主砲もCSで復帰予定の柳田悠岐外野手(35)とのクリーンアップ再結成を心待ちにした。

 豪快な一撃を右翼スタンドに運んだ。4番・山川が終盤に一時同点に追いつく貫禄の34号3ランを放った。

 2―5で迎えた8回だった。1死二、三塁から相手セットアッパー・池田が投じた外角高めの150キロの直球を捉えた。「右方向は久しぶりですね。チャンスを生かそうと集中しました」。その後、柳町の適時三塁打も飛び出し、相手の勝ちパターンから一挙4点を奪って逆転に成功した。CSに向けたテスト起用も行われている中で、9回に登板したルーキー・岩井が逆転サヨナラを許してチームは敗れたが、さすがの4番の仕事だった。

 この日、2位が確定した新庄ファイターズ相手にチームはこれで7連敗。直近でいえば8月23日を最後に勝ち星がなく、これで対戦成績も11勝12敗1分けとパ・リーグ全球団に勝ち越す“完全優勝”は消えた。相性としてはCS最大の難敵といえる。ただ、小久保監督は意に介さずだ。

 「連敗が続いたら次、勝つでしょ。というかハムが来るかどうかも分からないじゃないですか。みんなハムが来る想定やけど。それはそれで全くの別物なので」と口にする。この日も勝敗は二の次でポストシーズンに向けた起用に終始した。

 山川も心配していない。「勝敗のことは僕には分からないですけど…」と前置きしつつ「まあ、うちにはスーパースターがいるんでね」と笑みを浮かべた。次は日本一へ。CSでの復帰が確実視されている主砲・柳田とのクリーンアップ再結成に思いをはせた。

 リーグ優勝に加え、本塁打王、打点王のタイトル獲得を誓っている。現在、34本塁打は2位の日本ハム・レイエスに9本差をつけており、事実上の当確状態。打点も98として2位のソトに10差としている。その上で“セ界”を見れば、かねて意識する存在と口にするヤクルト・村上が9月から量産態勢に入り、試合前時点で33本塁打と“同点”だった。

 「もちろん宗(村上)は見てます。そういう勝ち負けはないんですけど。ただ、ね。村上が追いついて、僕が今1本上回った。で、また村上が打つんでしょうけど。そういうのを見ながらやるのが醍醐味(だいごみ)」

 チームを4年ぶりのV奪回に導いた4番が、シーズンで誰よりも打ち、ポストシーズンへ向かう。(木下 大一)

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