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錦織圭 世界29位撃破で自分が一番ビックリ「潜在能力まだあって、急に出る」トップ10と戦える兆し

スポニチアネックス / 2024年9月29日 4時32分

<テニス・ジャパンオープン>男子シングルス1回戦、チリッチと対戦する錦織圭(撮影・小海途 良幹)

 ◇男子テニス 木下グループ・ジャパン・オープン第4日(2024年9月28日 東京・有明テニスの森公園)

 シングルス2回戦で世界ランキング200位の錦織圭(34=ユニクロ)が世界29位のジョーダン・トンプソン(30=オーストラリア)に6―2、6―3で快勝した。前回出場で準優勝した18年大会以来6年ぶりの8強入り。準々決勝は、2回戦で世界59位の西岡良仁(28=ミキハウス)を破った世界14位のボルガー・ルネ(21=デンマーク)と対戦する。

 錦織自身が一番驚いていた。世界29位の難敵に、危なげなくストレート勝ち。前回出場した18年の以来6年ぶりの8強を決め「ジョーダン(トンプソン)は強いと思っていたが、多分(自分が)強すぎたんでしょうね。自分が一番びっくり。今日は若干イメージを超えてきた。変な言い方になるが、これが自分という感じ。潜在能力はまだあって、それが急に出るタイミングがある」と自賛した。

 第1セットは第2ゲームから5ゲーム連取。第2セットも主導権を渡さなかった。相手を7本上回る19本のウイナーを決め、凡ミスは相手より5本少ない21本。1回戦で元世界3位のチリッチ(クロアチア)を破った勢いを加速させ「これが続けばいいが、まだ油断はできない。これが続いてくれれば、トップ10と戦える兆しも見える」と視線を上げた。 (木本 新也)

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