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巨人・岡本和 両リーグトップ21度目V打!個人の成績よりチームの勝利 寡黙な主将が流した涙

スポニチアネックス / 2024年9月29日 5時32分

祝勝会で声を上げる岡本和(撮影・光山 貴大)

 ◇セ・リーグ 巨人8―1広島(2024年9月28日 マツダ)

 口下手を自覚する巨人・岡本和も冗舌になった。主将としてビールかけの音頭を取った主砲は「僕はね、この瞬間をずーっと待ちわびてました!」と笑顔。そしてユーモアたっぷりに続けた。「でも、一個言っていいですか?阿部監督、今泣いてたら日本一になったら失神しちゃうんじゃない?それはアカンで。まあでも、失神させにいきましょうか」と盛り上げた。

 少し前は自分も泣いていた。9回2死、二ゴロの一塁送球を捕球し、右手を上げマウンドへ。主将を受け継いだ坂本と抱き合った。ナインと喜びを分かち合いながら、こらえ切れず涙を流した。「打てなくても、チームが勝てればそれでいい」と繰り返し「負けたら僕のせい」と責任を背負い続けてきた男の張り詰めた思いの表れだった。

 フル出場の4番は、この日も仕事を果たした。「いい形で後ろにつなぐ気持ちだった」と同点の6回無死一塁から左中間へ勝ち越し二塁打。2試合連続で今季両リーグトップの21度目の決勝打を含む、4安打3打点の大暴れだった。

 残り10試合となった20日。広島に向かう羽田空港で「あっという間やね…」と言った。昨季は2位に10本差をつける41本塁打で本塁打王。だが、目の前で胴上げを許した9月14日の阪神戦以降は、14試合で2本塁打のみ。Bクラスが確定した後の4試合は無安打だった。集中力を欠き「モチベーションの維持が難しかった。完全に切れちゃってた。それじゃ駄目なんですけどね」と反省。今季は最終盤まで主役だった優勝争いに「あっという間」と思うほど集中していた。

 「優勝決めてきますね!」と試合前に明るく宣言し有言実行。涙の訳を「川相さん(1軍内野守備コーチ)が泣いていて、もらい泣きしただけ」とはぐらかしたところは、いつもと同じ姿だった。(小野寺 大)

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