カブス・今永昇太、シーズン最終戦は登板せず メジャー1年目は15勝「最高に楽しかった」

カブス・今永昇太（AP）

　カブスの今永昇太投手（31）が29日（日本時間30日）のシーズン最終戦に登板しないことが決まった。カウンセル監督が28日（同29日）、明らかにした。指揮官は「今季の残りイニングはカバーできたと考えている」と話した。

　本拠シカゴで取材に応じた今永は「チーム方針なので僕がどうこう言う問題ではない」と答えながらも、「あと7イニングを投げたら180イニング以上で30登板だったので、達成できればよかった」とシーズン終了を残念がった。

　MLB1年目でチームトップの15勝3敗、防御率2・91と活躍。終盤は6連勝を飾り、173回3/1で174三振を奪い、四球はわずか28個だった。オールスターゲームにも出場し、新人王とサイ・ヤング賞で投票を集めることは確実だ。「1年間すごく苦しみながらも、前向きな気持ちで球場に来ることができたという自負はある。最高に楽しかった」と充実感を漂わせた。

　来季のカブスは東京ドームでの開幕戦でドジャースと対戦。今永の凱旋登板にも期待がかかる。