青山和弘氏 総裁選受け自民党の役員人事は?進次郎氏は「結構重いポジション」 一方で高市氏は…
スポニチアネックス / 2024年9月29日 16時29分
元日本テレビで政治ジャーナリストの青山和弘氏が29日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)に生出演し、石破茂新総裁(67)が選出された27日の自民党総裁選を受けての党役員人事について解説した。
5度目の挑戦で晴れて初の総裁に選ばれた石破氏は、さっそく党役員人事に着手。青山氏によると、「執行部はほぼ固まってきた」という。
菅義偉前首相には、副総裁を打診する方針。実現すれば、キングメーカーとして君臨した現副総裁の麻生太郎氏からのバトンタッチとなる。青山氏は「新キングメーカーの菅さんが副総裁。麻生さんから菅さんへ、見事な、事実上の政権交代、クーデターですよ」と、驚きをもって口にした。
官房長官には、総裁選にも立候補した林芳正氏が続投の方向。青山氏は「官房長官、林さん続投ってね。総理大臣が代わって官房長官が続投って、基本ないのに、岸田さんの官房長官そのままですよ?」と声を上ずらせ、「いかに岸田さんと近く行っているのかということ。それと林さんは能力的に非常に評価も高いということもある」と分析した。
総裁選3位の小泉進次郎元環境相は、選対委員長が検討されている。青山氏は「進次郎さんは3位だったので。選対委員長という選挙の顔。裏金議員の公認問題とかをやれと」と、その役割を解説した。元衆院議員の宮崎謙介氏が「選対委員長にいろいろ判断させると言ってましたね」と話すと、青山氏は「だから結構重いポジションになります」と続いた。
一方で、青山氏は「高市さんをどう扱うか。ちゃんと処遇しないといけない」と、決選投票を戦った高市早苗経済安保担当相についても言及した。同氏の取材によると、高市氏に総務会長が打診されたが、高市氏が断りを入れたという。さらに「閣僚になってくれと言っても断ると言っているので、完全な反主流派になる」と分析。「自民党の挙党態勢もそうだけど、分裂の可能性もあるくらい禍根、亀裂を残したと思います」とも指摘した。
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