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「実は大学時代よく打たれた」 阪神・桐敷のツーシームはプロで進化を遂げ必殺球に

スポニチアネックス / 2024年9月30日 5時18分

<神・D>70試合登板を果たした桐敷(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神7―6DeNA(2024年9月29日 甲子園)

 【記者フリートーク】ツーシームが、阪神・桐敷の70試合登板を支えた。今季、「石桐さん」としてともにブルペンを支えてきた石井が証言する。

 「キリ(桐敷)はツーシームが一番の武器。左のインコースにしっかり投げ切れる。打者を差し込むことができているし、のちのち変化の大きいスライダーも効いてくる」

 アマチュア時代に完成された球なのか。桐敷に問うと「実は大学の時は投げてもよく打たれましたね」と恥ずかしそうに答えた。左打者の懐に沈む必殺球はプロで進化を遂げた。

 「2軍にいた時に鳴尾浜のブルペンで投げ込んでいくうちに、思うところに落とせるようになりましたね」。この日は筒香を内角ツーシームで詰まらせ、三邪飛に仕留めた。プロで生き抜くため、体に染みこませてきた一球。今季70試合目でもいつも通り威力を発揮し、打者を斬った。 (阪神担当・松本 航亮)

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