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亀山つとむ氏 V逸から軌道修正して意味のある逆転勝利 “日本一アレンパ”へ準備しっかり

スポニチアネックス / 2024年9月30日 5時18分

<神・D>才木(左端)らと笑顔でタッチをかわす岡田監督(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神7―6DeNA(2024年9月29日 甲子園)

 【亀山つとむ 視点】意味のある逆転勝利だ。V逸のショックは少なからずあったはず。それでもチームは軌道修正して、連敗を止めて2位を確定。来月12日開幕のCSに向け、早めに動き出すことができる。これで勝ちパターンのブルペンにリフレッシュの時間を与えることができたのも大きい。

 短期決戦に向け、隙を見せてはいけないという教訓も相手のDeNAから得たはずだ。4点リードの状況で2番手・中川颯を回またぎで引っ張り、左翼・筒香に守備固めを送らなかったことが、7回の阪神逆転につながった。ミスや四球であっという間に流れが変わる。野球の怖さも見えた試合だった。

 逆転打の佐藤輝、そして3回の適時打の森下も、この勝利で“日本一アレンパ”が最終目標だと、気持ちを新たにすることができたと思う。6回に嫌な点の取り方をされた才木も、黒星がつかなかったことで、前向きになれる。短期決戦は強力な投手たちとの戦いになる。阪神の強みを生かせるようにしっかりと準備してほしい。 (スポニチ本紙評論家)

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