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「おむすび」作者・根本ノンジさん称賛 「橋本環奈さんは笑いの間が完璧」

スポニチアネックス / 2024年9月30日 8時17分

連続テレビ小説「おむすび」の米田結(橋本環奈)(C)NHK

 【牧 元一の孤人焦点】俳優の橋本環奈(25)が主演するNHK連続テレビ小説「おむすび」が9月30日にスタートした。作者の根本ノンジさん(55)は橋本の芝居について「笑いの間が完璧」とたたえる。

 初回には主人公の米田結(橋本)が、子供が海に落とした帽子を拾うため海に飛びこんで「うちは朝ドラのヒロインか!」と自分にツッコミを入れる場面があった。

 制作統括の宇佐川隆史さんはこのシーンに関して「唐突だが、結が人を助ける行動は今後に関わることなので、初回に入れた。見て頂く方に、ツッコミも含めて楽しんで頂きたかった」と説明する。

 この作品は平成の時代が舞台。背景に阪神淡路大震災があってシリアスな要素も色濃いが、結の祖父・永吉(松平健)の唯我独尊の言動などコメディー色も際立つ。

 根本さんは「橋本さんに決まる前から結のキャラクターはできていて、橋本さんだから変えたということはない。結の元気な感じ、おいしそうに食べる感じはもともと橋本さんが持っているポテンシャルで、橋本さんは結を見事に演じてくれている」と指摘する。

 その上で、橋本のコメディエンヌぶりについて「素晴らしい。橋本さんとお仕事をさせて頂くのは初めてだが、もともと、キャラ立ちさせるのがとても上手で、コメディーの感覚が優れていると思っていた。ツッコミのセリフのトーンと間、笑いの間が完璧。第1週の本読みに同席した時、橋本さんの見事な間を感じて、この人ならばもっと面白いシーンを入れても大丈夫だと思った。だから、物語にどんどん笑いの部分が増えている感じ」と明かす。

 橋本の起用はオーディションではなくキャスティングで決まった。

 宇佐川さんは「橋本さんの初めての紅白歌合戦の司会(2022年)を見た時、嫉妬した。彼女がいろんな歌手、スーパースターの中で無理なく、しっかり受け止め、一緒に前に進んでいく姿を見て、なぜこれを本業である芝居で先に見せられなかったのだろうと悔しい思いをした。『おむすび』の結は何か優れた能力を持っているわけではなく、周りに祖父や姉などスーパーな人たちがいて、それらを一個人として受け止め吸収しながら頑張っていく。それを演じてもらうことで橋本さんの新しい部分を引き出せるのではないかと思った。今、橋本さんは撮影が大変な時でもマイペースさを崩さず、私たちを引っ張ってくれている」と語る。

 楽しみなのは結の今後だけではない。結の姉で「伝説のギャル」と呼ばれる歩も見どころの一つ。演じるのは仲里依紗(34)だ。

 根本さんは「仲さんは『フルーツ宅配便』(2019年放送のテレビ東京系のドラマ)でご一緒した時、凄い俳優さんだと思った。『伝説のギャル』をやってもらうのは仲さんしかいないだろうと思っていたが、実際、面白い芝居だけではなく、心を震わせる芝居をして頂いていて、頼もしい」と話す。

 結と歩の絡みが待ち遠しい。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) スポーツニッポン新聞社編集局文化社会部専門委員。テレビやラジオ、音楽、釣りなどを担当。

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