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オリックス・舜平大 援護なく敗戦も因縁の敵地・福岡で光明のプロ初完投「また悔しさができた」

スポニチアネックス / 2024年9月30日 22時18分

<ソ・オ>5回、柳町を三振に仕留め吠えるオリックス・山下(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パ・リーグ オリックス0ー1ソフトバンク(2024年9月30日 みずほペイペイD)

 オリックス・山下が、今季最後の登板でプロ初完投を記録した。4年目で初めて8イニングを投げ抜き、113球もプロ入り後最多。打線の援護に恵まれず6敗目を喫したが、11三振を奪い2試合連続二桁奪三振で今季を締めくくった。

 「(今季)最後になるんで、いけるところまでいこうと。真っすぐ自体は尻上がりにどんどんよくなって、変化球も上手く使えた」

 直球の球速は100球を超えてからも150キロ台後半を計測。「かなり手応えがある」というフォークも冴え、5回に3者連続三振を奪うなど3回から4イニング連続で3者凡退と試合を作った。

 この日と同じくみずほペイペイドームが舞台だった4月19日のソフトバンク戦では、4回8失点。昨夏の腰椎分離症から進化を期すも思うような投球ができず、「原因が分かれば、苦労はしない」と長いトンネルから抜け出そうともがき続けた。「(今季は)長く感じましたし、ホークスにペイペイでやれてから色々悩んだ時期もあったんで、最後ここでなんとしても勝ちたかったんですけど。また悔しさができたので、オフシーズンにしっかり自分のやるべきことをやって、来年にぶつけたい」。7回に浴びた先頭・栗原の一発を「あそこでファウルが取れてれば、また次の球で勝負できたと思う。まだまだ未熟だなと思いました」と悔いながらも、即座に視線を先へと向けた。

 「春先に関してはもう自分との勝負なっていたんで、振り返ることもないんですけど。今は本当に自分に自信を持って勝負した上で、打たれたりして悔しかったりするので。これ(悔しさ)はオフシーズンに持って行って、磨いていきたい」

 挫折を味わいながらも、さらなる飛躍への土台を築き上げた今季。昨季の新人王は「戻るのじゃなくて、進化していけたら。そのつもりで練習したい」と力を込め、球場を後にした。

   (阪井 日向)

 ▼オリックス・中嶋監督(山下について)「負けましたけど、よく(春先から)ここまで本当に盛り返したと思いますよね。立ち上がりで四球を簡単に出すのは課題にはなるのかなと」

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