ソフトバンク・近藤 CSでの復帰が見えた 小久保監督も太鼓判「DHに入ってくれたらベスト」

＜ソ・オ＞打撃練習するソフトバンク・近藤（撮影・岡田　丈靖

　右足首の捻挫で戦列を離れているソフトバンクの近藤健介外野手（31）が30日、みずほペイペイドームで1軍本隊とは別に独自で練習を行った。キャッチボール、ティー打撃後にフリー打撃を行い、力強いスイングを披露。「打撃はもう大丈夫なんで。3、4日くらい前から（打撃練習を再開）。問題ないです」と強調した。

　さらに復帰の照準を明確に示した。「（打撃で）違和感はあるけど、痛みはない。CSを目指している感じでいます。あとは走る方じゃないですかね。走れなかったらスタートから出るのは難しいと思う。ランニングを上げていく」と今後の青写真を描いた。

　近藤は9月16日のオリックス戦で二盗を決めた際に負傷。「腫れたし、腫れよりも痛かった」。リハビリ組での調整を続け、23日の胴上げには松葉づえをついて参加。「松葉づえは治りを早くするためにつけていた。（回復は）早い感じではある」と話した。

　10月16日に開幕するCSファイナルSまで実戦を積んで1軍再合流を目指す。10月7日から始まるフェニックス・リーグ（宮崎）に参加する予定。「（10月）2週目ぐらいには打席に立ちたいとは思いますけど。走る方でどれぐらい上がってくるかのところ」。ジョギングがまだできておらず、走塁、守備に不安は残っているが、最大の武器であるバットで仕事はできる。小久保監督は「バッティング練習は、ほぼ問題がなさそう。焦らすつもりはないけど、CSにDHで入ってくれたらベスト」と期待した。