楽天・岸孝之 不運…1点リードの5回に遊撃・村林の落球から3点失う 引き分け以下でCS完全消滅

＜楽・ロ＞5回2死一、二塁、友杉の打球は遊撃後方へ。これを村林がグラブに当てて落とし2者が生還（撮影・長久保　豊）

　◇パ・リーグ　楽天―ロッテ（2024年10月1日　楽天モバイル）

　楽天の岸孝之投手が1日、ロッテ戦（楽天モバイル）に今季21度目の先発登板。1点リードの5回に不運な形で逆転を許した。

　引き分け以下でクライマックス・シリーズ進出の可能性が完全に消滅してしまう崖っ縁の一戦のマウンドに上がった岸。相手先発の佐々木朗希が初回に1点を失う中、4連敗のチームを鼓舞するかのように、4回まで散発2安打無失点の快投を見せた。

　しかし、5回に中村奨への四球と安田に中前打を許し、2死一、二塁のピンチを招く。迎えた9番・友杉への4球目、124キロのチェンジアップをひっかけさせ、打球はフラフラっと左翼方向へ。遊撃・村林が追いつき捕球したかに見えたが、落球し、さらに追ってきた左翼手・伊藤と交錯。打球が外野を転々とする間に二走・中村奨だけでなく、一走・安田にも生還を許し一気に逆転された。

　続く1番・岡には左中間を破られるエンタイトルツーベースを打たれ、友杉にも生還を許しこの回3点を失った（自責0）。