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ソフトバンク “ギータ2世”笹川がプロ初タイムリー 小久保監督がCS起用を示唆

スポニチアネックス / 2024年10月2日 6時1分

<ソ・オ>8回、適時打を放つ笹川(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク8―6オリックス(2024年10月1日 みずほペイペイ)

 背番号44が躍動した。1点リードの8回1死二塁。「8番・右翼」で起用されていたソフトバンク・笹川が、左腕・山田のカットボールをつかまえた。一塁手のグラブをはじく痛烈な打球は右前へ抜ける。プロ初適時打が試合の流れを決定づける追加点になった。

 「いい結果につながってCSに行けたらいいかなと思います」

 プロ4年目の22歳にとっては、想定外の道が開こうとしている。9月30日に出場選手登録されたが「(5日の)ファーム選手権には戻ると聞いていた。CSのことは考えていなくて(1軍の)4試合で来年につなげようと考えていました」という気持ちだったが、状況が変わってきた。

 3回無死の1打席目は右前打。小久保監督の「走れ」の指示に即座に応える二盗。「ヒット出た後、走れと言ったらすぐ走った。見ていてわくわくする選手。いいやつから使うという中では、CSのメンバーというのも考えようかなという活躍ですね」と指揮官は評価をぐっと上げた。

 6月に短期間1軍昇格した際は同15日阪神戦でプロ初本塁打を放った。その後、小久保監督から「2軍で3割」の宿題を渡され、打率・257と届かなかったものの、その代わりに54打点で初タイトルを獲得。背番号44と豪快なスイングで「ギータ2世」と呼ばれる笹川が、CSの秘密兵器になりつつある。

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