阪神・近本 最多安打争い最終戦を前に2本差2位「僕にできることしか、僕にはできないので」

大山（3）と談笑する阪神・近本（撮影・北條　貴史）

　阪神・近本は決して諦めない。現在159安打でヤクルト・長岡と争う最多安打のタイトル。3日のDeNAとのレギュラーシーズン最終戦を前に、意気込みを口にした。「僕にできることしか、僕にはできないので」。相手先発のケイには8月4日の対戦で3打数2安打しており、決して難しい相手ではない。長岡はこの日2安打して161本とし、さらにヤクルトが残り試合が1つ多い。条件的には極めて不利だが、近本は今季3安打が9試合、4安打が1試合ある。固め打ちで3年ぶりの同タイトルにチャンレジする。

　盗塁は現在18で、こちらは3年連続5度目の戴冠へ、2位のDeNA・梶原、広島・小園を5個リード。入団1年目から6年連続でタイトル獲得となれば、赤星憲広氏（現本紙評論家）の01年から5年連続を抜いて球団最長となる。「チームとしても勝って終わった方がいい」と、個人記録も、2年連続日本一を目指すチームとしても、有終の美を飾りたい。