【WCS第2戦】タイガースが連勝で10年ぶりに地区シリーズへ 代打・イバネスが決勝3点二塁打
スポニチアネックス / 2024年10月3日 6時37分
◇ワイルドカードシリーズ第2戦 タイガース5―2アストロズ(2024年10月2日 ヒューストン)
大リーグは2日(日本時間3日)、プレーオフのワイルドカードシリーズ(WCS)第2戦を行い、ア・リーグのワイルドカードで進出したタイガースが同西地区Vのアストロズに5―2で連勝。14年以来、10年ぶりの地区シリーズ進出を果たした。
ひと振りでヒーローの座を奪ってみせた。逆転を許して1点を追う8回だ。連打で築いた1死一、三塁の好機から暴投で同点。さらに2四球などで2死満塁とし、打席には代打・イバネスが立った。今季99試合で打率・241、5本塁打だったイバネスだが、カウント1―2から97・6マイル(約157キロ)の速球をフルスイング。打球は走者一掃の左翼線二塁打となった。送球間に三塁へと進んだイバネスは三塁ベース上で両腕を突き上げた。
試合は一進一退の展開だった。0―0のまま迎えた6回、先頭のメドーズが2球目の151・6マイル(約151・6キロ)の速球を右翼ポール際に先制ソロ。一気にベンチは湧き上がったが、7回に2点を奪われ、試合をひっくり返された。嫌なムードが漂いかけた矢先のイバネスの勝ち越し3点打に、タ軍ベンチ前はお祭り騒ぎとなった。
投げてはブルペンデーという苦しい台所事情の中、7人継投でア軍打線を5安打2得点に抑えたのも大きかった。
17年にアストロズをワルドシリーズ優勝に導きながら20年にサイン盗み騒動で解雇されたヒンチ監督にとっては、その古巣を相手に連勝を果たす会心の勝利となった。
これでチームは10年ぶりに地区シリーズに進出。次なる相手は同じア・リーグ中地区で地区優勝したガーディアンズだが、この勢いのままに、2012年以来12年ぶりのワールドシリーズ進出、そして1984年以来40年ぶりの世界一を目指して突き進む。
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