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井上拓真 兄・尚弥の“仮想・堤”で対策万全「決まれば気持ちも高ぶる」堤戦後は中谷潤人との統一戦視野

スポニチアネックス / 2024年10月3日 17時8分

<井上拓真公開練習>サンドバッグに打ち込む井上拓真(撮影・会津 智海)

 ◇プロボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチ 王者・井上拓真(大橋)<12回戦>同級2位・堤聖也(角海老宝石)(2024年10月13日 王者・井上拓真(大橋東京・有明アリーナ)

 プロボクシングWBA世界バンタム級王者の井上拓真(28=大橋)が3日、3度目の防衛戦に向け横浜市内の所属ジムで練習を公開した。サンドバッグ打ちでは右ボディーから左フックにつなげる強力なコンビネーションも披露。「いつも通りスパーリングで仕上げて、コンディションも凄くいい感じに仕上がっている」と次戦に向けては78ラウンドを消化するなど万全な調整ぶりを見せた。

 堤とは高校時代にインターハイ準決勝で対戦し、拓真が勝利している。堤の大学時代にもスパーリングを行った過去があるが「アマチュア時代の試合の記憶はもう12、13年前なのであまり覚えていない。ただここ最近の試合を見ても本当に気持ちの強い選手だと感じる」と挑戦者の精神面を警戒。その上で「圧倒して、しっかり返り討ちにして勝ちたい」と「OVER POWERED BLOW(圧倒する一撃)」とプリントされた練習着通りの圧勝劇を宣言した。

 これ以上ない超強力な援軍を得ている。世界スーパーバンタム級4団体統一王者の兄・尚弥とは“仮想・堤”として連日マススパーで調整。構えをスイッチさせる挑戦者の特徴を的確に再現しているといい、尚弥とは約10ラウンド以上消化。「具体的には内容は言えないが、もう手応えはばっちり。スイッチに対応する準備はできている」と充実の表情。父・真吾トレーナーも「ナオ(尚弥)がいろんな動きをやってくれて、拓真もいろんな動きに対処できるようにやってきた。相手のスイッチは気にならない。いかに拓真の距離でできるか」と勝利への自信をのぞかせた。

 堤戦をクリアしてWBC王者・中谷潤人(26=M・T)との統一戦につなげるプランを思い描く。早ければ堤戦後にも統一戦を希望し「決まればそれに合わせてやるだけ。ずっと言っているように中谷潤人選手とやりたい。そこが決まれば気持ちも高ぶる」と目をギラつかせた。

 大橋会長も「堤選手は強敵だが、キャリアでは拓真の方が上。ここをクリアして、みんなが望む、統一戦の道に進んでいきたい」と次戦のビッグマッチへGOサインを出す。「まずは堤戦に集中して、ここをしっかり勝ちたい」と拓真。日本人王者4人が占めるバンタム級での4団体統一へ、堤戦は絶対に落とすわけにはいかない。

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