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ソフトバンクが90勝到達!! 栗原はシーズン球団記録に並ぶ40二塁打

スポニチアネックス / 2024年10月4日 6時3分

<ソ・楽>6回、二塁打を放つ栗原(撮影・成瀬 徹) 

 ◇パ・リーグ ソフトバンク4―2楽天(2024年10月3日 みずほペイペイ)

 ソフトバンクの栗原陵矢内野手(28)が球団タイ記録を樹立した。3日の楽天戦で2本の二塁打を放って、1948年に笠原和夫(南海)が記録したシーズン40二塁打に並んだ。2本目の二塁打で出塁し、決勝点のホームを踏み、4連勝。就任1年目の小久保裕紀監督(52)は90勝となり、02年の伊原春樹(西武)、15年の工藤公康(ソフトバンク)に並ぶ新人監督最多勝だ。最多勝のタイトルを狙う有原航平投手(32)もハーラートップに並ぶ14勝目を挙げた。

 今季の打線を大きくけん引してきた“証”ともいえる数字だ。栗原がいずれも得点に絡む2本の二塁打を放ち、実に76年ぶりとなる40二塁打の球団記録に到達した。

 お立ち台では「10試合くらい前から結構、意識してましたし、なかなか打てなかったですが、ここに来て2本打てたのはうれしく思います。明日、あと1本打ちたいと思います!」。シーズン最終戦での新記録樹立を宣言して、スタンドから大きな拍手を浴びた。

 まずは初回無死一、二塁のチャンスだ。古謝のフォークを捉え、右翼フェンス直撃の先制適時二塁打。9月14日オリックス戦以来15試合ぶり、両リーグ最多の39本目の二塁打を放った。2―2の同点に追いつかれた直後の6回には古謝のツーシームを右中間に運んだ。

 48年に南海・笠原がマークした球団記録に並ぶ40本目の二塁打は、有原にリーグ最多の14勝目をプレゼントする一打となった。正木が左翼線二塁打を放つと、二塁から生還し決勝のホームを踏んだ。この日の勝利でチームは90勝に到達。1試合を残して小久保監督は新人監督の最多勝利記録に並び、栗原とともに新記録を目指す。

 主砲・柳田が5月末に離脱して以降、3番に座り山川、近藤とのクリーンアップを形成してきた。「何といってもあの2人が後ろにいるので」と、つなぎの意識を決して忘れることなく打席に立ってきた。長打率は近藤、山川に次ぐリーグ3位の・465。“ミスターダブル”は走者を還して、チャンスメークもしてきた。

 ここまで139試合の出場で打率・272、19本塁打、86打点。それでも小久保監督が「本人が思っている数字じゃないでしょ?もっと率が上がる選手」と言及したように、本人も満足はしていない。「打率を何とかもっと上げないといけないな、と思います。もったいない打席、簡単に終わる打席もある。三振もちょっと多いなと思います」。こう厳しく自己採点する。

 まずは次なる舞台であるポストシーズンで、大暴れを見せる。 (木下 大一)

 ○…48年の笠原(南)は入団1年目。40二塁打だけではなく、当時の新人最多となる160安打も放ち、100得点。40二塁打と100得点は現在もプロ野球新人最多記録。シーズンのプロ野球記録は01年に谷(オ)が記録した52。

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