広島・田村 走攻守で躍動!ビジター連敗12で止めた 「思い切って振れて良かった」今季2度目V撃
スポニチアネックス / 2024年10月4日 5時46分
◇セ・リーグ 広島5―2ヤクルト(2024年10月3日 神宮)
広島は3日のヤクルト戦(神宮)に5―2で勝利し、連敗を4、ビジター連敗を12で止めた。「6番・左翼」で先発出場した田村俊介外野手(21)が1―1の9回1死満塁で右翼線へ決勝2点二塁打を放った。1―1の8回を1回無失点に抑えた島内颯太郎投手(27)が、床田と並ぶチームトップの11勝目を挙げた。
1―1のまま迎えた9回1死満塁。田村のバットが、負の連鎖を断ち切った。カウント1ボールからロドリゲスの投じた甘いカットボールを強振。痛烈なライナーは、右翼線を破った。決勝2点二塁打。高卒3年目の若鯉は拳を突き上げ、ファンの大歓声に応えた。
「もう球種とか関係なく、ストライクゾーンにきた球は全部いこうと思っていた。思い切って振れて(決勝打になって)良かった」
4月11日の阪神戦以来、今季2度目の決勝打。この一打がチームの連敗を止め、ビジターでは実に8月28日の中日戦以来となる勝利へと導いた。
打つだけではない。2回は遊撃への高くはずんだ当たりで、一塁へ激走。若さと闘志を前面に出すヘッドスライディングで内野安打とした。守っても初回2死、サンタナの左翼左への飛球をダイビングキャッチ。走攻守すべてで輝きを放った。
「打てなくてもスタメンで使ってもらっているので、1打席でも多く、アピールできる打席を自分の中で増やしていきたい」
9月26日ヤクルト戦から7試合連続で先発が続く若鯉。その一試合一試合に集中力を研ぎ澄まして臨む。今季は「7番・右翼」で開幕スタメンを勝ち取ったが、打撃不振のため5月8日に2軍降格。その際、新井2軍打撃コーチから「良いときはバットがしなっていたのに、固まりすぎているぞ」と指摘を受けた。1軍では結果を求めるあまり無意識に打席で力が入りすぎており、甘い球もミスショットするなど本来の打撃を見失っていた。そこで2軍再調整期間には脱力を意識し、スイング軌道の修正を図った。8月からは「自分の間(ま)で入るように」を心がけ打席に臨む。心技体の充実が、この日の9回の打席に凝縮された。
新井監督からは「ナイスバッティング」と称えられた上で「彼にとっては(今季は)悔しい経験もしたと思うけど、いい経験になったんじゃないかなと。これを来年につなげてもらいたい」と大きな期待も受け取った。5日の今季最終戦を残して打率・196、0本塁打、4打点。チャンスを生かせなかった3年目を「悔しい一年だった」と振り返った田村。この経験を必ずや来季の糧とする。 (長谷川 凡記)
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