地区シリーズはパドレスが3勝1敗でドジャースを倒す 大リーグ公式サイトが予測 先発を早い回でKO?
スポニチアネックス / 2024年10月4日 7時0分
大リーグ公式サイトが、ドジャースとパドレスの地区シリーズを予測、パドレスが3勝1敗で勝つと見ている。
ポジション別に比較すると捕手は2年連続オールスターのウィル・スミスのいるドジャースが上。パドレスのカイル・ヒガシオカはフルタイムのレギュラーでプレーした経験すらない。しかしながらスミスは後半戦打撃不振でフレーミングの成績も良くなかった。一方で守備の良いヒガシオカはキャリア最多の17本塁打でワイルドカードシリーズでも2本塁打。だからあまり差はないかもしれない。
一塁手もフレディ・フリーマンのドジャースが上。9月26日の足首の捻挫から戻ってくる見込み。8度のオールスター、1度のMVPのスター選手で、対するドノバン・ソラノは11シーズンで6つのチームを転々としてきた選手。パドレスで打率・286、出塁率・343は悪くはないが、一塁手としてはパワーが足りない。
二塁手はドジャースがわずかに上。ギャビン・ラックスとジェイク・クロネンワースの今季の成績は似通っているが、後半のOPSを比較すると、ラックスが・899、クロネンワースが・650で、ラックスの打撃にパワーが加わった。
三塁手はパドレス。マニー・マチャドにとってベストシーズンではないが、それでも攻守にインパクトを与えられるスター選手だ。マックス・マンシーは今季はわき腹痛で長期欠場。8月19日から復帰し、復帰後のOPSは・925、6本塁打だが、守備力も含め、やはりマチャドの方が上だ。
遊撃手はドジャース。ミゲル・ロハスとトミー・エドマンの2人で、攻守に堅実な選手。対するザンダー・ボガーツは守備は良くないし、打撃も前半のOPS・597から後半は・763と盛り返したが、レッドソックス時代のインパクトはない。
左翼手はハイレベルの比較だがパドレスが上。テオスカー・ヘルナンデスは33本塁打に加え勝負強い打撃を見せてきたが、対するジャリクソン・プロファーも大活躍で3番を打ち、ファングラフスのWARで比較するとプロファーの方が0・8ポイント上だ。
中堅手は新人王候補のジャクソン・メリルがいるパドレスが上。24本塁打、90打点、16盗塁で守備も抜群。ドジャースもエドマンとアンディ・パヘスで悪くはないが、若きスター、メリルにはかなわない。
右翼手もハイレベルの比較。ムーキー・ベッツとフェルナンド・タティスで2人ともケガで欠場していた時期があったが、ともにスーパースターで、打撃も守備もトップレベル。あえて上を選ぶとすればドジャース。ベッツがすでに殿堂入りに相応しい実績を残しているからだ。
DHは大谷翔平とルイス・アラエス。アラエスが大谷を抑えて、首位打者に輝いたが、大谷は本塁打王と打点王の二冠で、50-50も達成。ドジャースが明らかに上。
先発投手はパドレスが上。ディラン・シース、ダルビッシュ有、マイケル・キングがいて、左腕マーティン・ペレスも悪くない。ドジャースはエースのタイラー・グラスノー、2桁勝利のギャビン・ストーンを失ったのが痛い。ブルペンは両チームともに強力だが、トレードデッドラインでジェイソン・アダム、タナー・スコットなどを積極的に補強をしたパドレスが上。
その上でゲーム展開だが、パドレスにはMVPトリオ率いるドジャース打線を抑えるだけの好投手が揃っている。一方でもしパドレス打線が、ワイルドカードシリーズでブレーブスの先発陣を早々にKOしたように、ドジャースの先発投手を打ち込めば、ドジャースのブルペンは長いイニングを投げるしかなく、疲弊してしまう。ゆえにパドレスが3勝1敗と予想している。
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