青学大が首位キープ 中西聖輝投手は1失点完投で今季4勝目

＜青学大・東農大＞適時三塁打を放った青学大主将・佐々木（左）と完投勝利を収めた中西（撮影・五島　佑一郎）

　◇東都大学野球　第3週第4日　青学大9―1東農大（2024年10月4日　神宮）

　大学史上初の4連覇を目指す青学大が快勝で勝ち点を3に伸ばした。先発した最速152キロ右腕・中西聖輝投手（3年＝智弁和歌山）は7安打1失点でリーグトップの今季4勝目をつかみ「今日は自分らしい投球ができた」と胸を張った。

　プライドを胸に腕を振り続けた。1日の東農大との1回戦も先発のマウンドに立ったが2回3安打3失点でKO。巡ってきたリベンジのチャンスで燃えないわけがなかった。

　気迫を前面に出す投球で13三振を奪い、142球の熱投を披露。点差が開いても最後までマウンドを譲らず、「短い時間で技術的なことは伸ばせないがメンタルは安定していた。気迫を前面に出す自分らしい投球だったと思います」と充実感を漂わせた。

　今季はここまで各校のエースが担う1回戦を全カードで任されてきた。4連覇へ向けては残り2カード。悔しさも味わいながら成長を続ける新エース候補右腕は「エースは児玉さんだと思っているが、自分はこれからも任された所でしっかり投げたい」と決意を込めた。

（村井　樹）