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【虎番リポート】遥人の復活支えた岩崎の重心低い投球フォーム 同じく“げたトレ”する大竹見て正解確信

スポニチアネックス / 2024年10月5日 5時18分

阪神・岩崎(左)と話す高橋

 レギュラーシーズン後半戦に阪神の高橋が先発陣の一角として奮闘したことがチームにとって大きかった。熾烈(しれつ)な優勝争いを展開したペナントレースで貢献。3年ぶりの1軍戦線で5戦4勝1敗、防御率1.52を誇った。その復活を支えたのは、実は岩崎の投球フォームだった。

 昨年6月には左手首、左肩を手術。リハビリに励む傍ら、投球フォームの見直しにも着手した。「どういうフォームがいいか、人の投球をよく見ていた」。ビビッと来たのが、同じ静岡出身で、4学年上の先輩が投げる姿だった。

 「重心が低いけれど、投げ下ろしている。(右足を)踏み出せているから、打者との距離も縮められる」

 しかし、低い重心で投球動作を続けることは至難の業。疲労もたまる。7年目左腕は体幹と下半身強化に本格着手。3年目左腕・伊藤稜の勧めもあり、トレーニング用に作られた一本歯のげたを履いて歩行を繰り返した。

 「げたで歩き方から意識が変わった。重心をどこに置けばいいかわかるようになった」 “げたトレ”が正解だと確信した出来事もあった。2年連続2桁勝利と実績を残している同世代左腕の大竹が同じ練習をしていた。「大竹がげたを履いていた。一気に信ぴょう性が出ましたね(笑い)」。げた効果で下半身強化とバランス感覚が養われたことで、従来よりも低く沈み込む投球フォームを習得。岩崎のような低い位置から伸びる直球を手に入れ、変化球は、スピードを保ったまま曲がるようになった。

 安藤投手コーチは「今も十分だけど、故障前の良いときには少し、届いていない」と話した。それは伸びしろがある証拠。可能性を秘めた左腕が、日本一連覇のキーマンとなることは間違いない。(松本 航亮)

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