広島・野村「13年間やってきた全てを出せるように投げたい」5日ヤクルト戦先発で最後のマウンド

5日のヤクルト戦先発に向け、マツダスタジアムで調整する広島・野村

　今季限りで現役を引退する広島・野村祐輔投手（35）が、5日のヤクルト戦（マツダ）で最後のマウンドに上がる。チームにとっても今季最終戦。4日はマツダスタジアムで投手指名練習に参加した。明大の後輩で8歳年下の森下をはじめ、森、玉村らと“惜別”のキャッチボールを行うなど最後の舞台へ向け準備を整えた。

　「本当にいよいよだなという思いです。寂しさが一番出てくると思いますけど、感謝の思いをしっかりマウンドで表現したい。13年間やってきた全てを出せるように投げたい」

　11年ドラフト1位で入団。先発ローテーションを担い、18年までの3連覇に貢献。デビューから全て先発で通算210試合はプロ野球記録だ。211試合目の登板も先発として1イニングを投げる予定。試合後にはセレモニーも実施される。カープ一筋13年の背番号19もいよいよ見納め。感謝の思いを胸に、満員のマツダスタジアムで最後の勇姿を届ける。（長谷川　凡記）