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阪神・ビーズリー 来季残留熱望! V奪回へ必要不可欠…新監督就任決定的な藤川球児SAにとっても朗報

スポニチアネックス / 2024年10月5日 5時18分

2月、宜野座キャンプで藤川氏(左)と談笑するビーズリー

 阪神のジェレミー・ビーズリー投手(28)が来季残留を熱望していることが分かった。主に先発を担った来日2年目の今季は外国人投手の中ではリーグトップタイの8勝(3敗)をマークするなど活躍。レギュラーシーズン中にはメジャー数球団のスカウトが球場で熱視線を送るなど日米の争奪戦になる可能性も十分だ。球団も全力で慰留に努めるとみられる。計算のできる助っ人右腕が残留となれば、来季監督への就任が決定的なOBの藤川球児氏(44)にとっても大きな追い風になる。

 まだ就任前ながら“新監督”には朗報と言えるだろう。ビーズリーの“来季”について、チーム関係者の一人は「残留の意思はあると聞いています。チームへの愛着も湧いている」と明かした。25年シーズンもタテジマのユニホームで腕を振る姿を本人ははっきりと思い描いている。

 来日2年目の今季は春季キャンプ中に発症した右肩のコンディション不良で開幕には出遅れたものの、順調に回復を遂げて5月中旬に1軍昇格。初登板となった同月18日のヤクルト戦で今季初勝利を挙げると6月8日の西武戦では9回1失点で来日初完投もマーク。最初の9登板で6勝を挙げるなど、8勝(3敗)で貯金5を稼ぎだし、防御率も2・47と堂々の数字を残した。

 チーム事情で7月は2登板に終わるなど変則的な調整も苦にせず対応。レギュラーシーズン終盤にはブルペンに配置転換されるなどフレキシブルな起用法にも嫌な顔せず腕を振った。規定投球回には未到達もリーグの助っ人ではDeNA・ジャクソンと並ぶ最多の8勝。日本野球に適応する新外国人選手が年々減っていく傾向にある中で「優良助っ人」であることは間違いない。

 当然、ビーズリーの“市場価値”は上昇中。日本を含むアジアで活動するメジャー球団の駐日スカウトの一人は「複数の駐日スカウトが興味を示している。日本で制球力や投球術を身につけた点は魅力」と語った。

 過去には広島のルイスや、巨人のマイコラスが米国に舞い戻って活躍した例があり、阪神でも20年から2年間在籍したスアレスが現在はパドレスの守護神として躍動。米国を拠点にする別のメジャー球団関係者も「(メジャー復帰の)可能性はある。過去にもNPBからメジャーに戻る流れがある。もちろん条件も影響する」と話した。

 チームは2年契約が満了となった岡田監督の退任が決まり、新監督にはOBで球団のスペシャルアシスタント(SA)を務める藤川球児氏の就任が決定的。チーム編成はこれからでも、助っ人の活躍はV奪回に必要不可欠だ。ビーズリーは昨オフ、現状維持の推定年俸80万ドル(1億1760万円)で契約。今後は球団との交渉次第となるものの、背番号99が残留となれば大きな戦力となる。

 ≪阪急阪神HD角会長 肯定も否定もせず≫阪急阪神ホールディングスの角和夫会長(75)は、OBで球団のスペシャルアシスタントを務める藤川球児氏が次期監督に挙がっていることについて「(報道を見て)藤川さんで濃厚ということですもんね」と肯定も否定もしなかった。一部報道にあった杉山健博オーナー(65)の退任については「人事についてはノーコメント」と答えを控えた。

 ≪ゲラも残留希望≫ゲラも残留希望を明かしている。29歳の誕生日だった9月25日、甲子園球場での全体練習前にスティービー・ワンダーの「Happy Birthday」が場内に流れ、外野に集まったチームメートから祝福されて「びっくりした。こんなのは初めて」と感激。「来年も祝ってもらえるように、ぜひ帰ってきたい」と注目のコメントを残した。来日1年目の今季は岩崎とのダブルストッパーとして59試合に登板、1勝4敗14セーブ、防御率1.55の好成績をマーク。また外国人野手のノイジーとミエセスは退団が濃厚となっている。

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