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阪神・前川「岡田監督の教え」でCS突破だ!「自己犠牲とかも大事かなと思う」今春キャンプが転機

スポニチアネックス / 2024年10月5日 5時18分

9月、阪神・岡田監督(左)からアドバイスを受ける前川

 “岡田遺産”でポストシーズン制覇だ。DeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)は12日に開幕。先発出場が濃厚の前川は岡田監督から教わったチーム打撃の継続を誓った。

 「自己犠牲とか、そういうのも大事かなと思う。その場に応じた対応をしっかりしたいなと思います」

 3日DeNA戦は2安打を放ち、打率・269、4本塁打、42打点でレギュラーシーズンを締めくくった。進塁打や追い込まれてからの対応力は数字以上のインパクトを残し、シーズン前に掲げた「1軍完走」の目標も達成。「(状況に応じて)周りが見えるようになった」と、手応えを口にした背景には“オカダの教え”があったからだ。

 特に脳裏に焼き付いている一戦がある。今年2月17日、楽天との練習試合。一塁走者に盗塁のサインが出ている状況で初球を簡単に打ち上げて中飛に倒れた。「1球チームのために我慢しよった、というのがアピールやん。あんなんシーズンでやったら大変やで。ヒット、ホームラン打つのがアピールやない」。そう試合後に岡田監督は苦言を呈した。そのワンプレーを猛省し、以降はチーム打撃を常に意識。日本一監督の金言を守り続けたことが打率、安打、本塁打、打点、試合数すべてで自己最高の成績につながった。

 期待値の高さゆえ、指揮官が時にメディアに発信した自身への厳しい言葉を目にすることもあった。それでも調子を落としていたレギュラーシーズン終盤には基本的に選手とは直接会話をしない将から「自信を持ってやれ!」と背中を押されるなど、数々の言葉を活力に変えた。

 今季限りでの退任が明らかとなった“恩師”への最大の恩返しは、CS突破からの日本一連覇に他ならない。高卒3年目の21歳にとって初のポストシーズン。名将の教えを守り、必ず花を添える。 (石崎 祥平)

 ≪阪神・岡田監督と前川アラカルト≫

 ▽2月27日 岡田監督から春季キャンプ野手MVPに選ばれる。「いいものを見せてくれた。一番、期待値が上がった」。前川は「正直めっちゃビックリしました」

 ▽6月26日 中日戦の9回裏1死一塁、カウント3―1から右中間二塁打を放つも、試合後に岡田監督から「罰金やん。待てやん」とサインの見落としを明かされる。

 ▽8月25日 前日24日の広島戦で右膝付近に死球を受けて帰阪。岡田監督は「(帰阪の理由は)病院に行くからや。まともに当たっているんやから」と気にかけた。

 ▽9月16日 ヤクルト戦の初回2死満塁の守備で増田の大飛球を左翼フェンスにぶつかりながら好捕。6回は左投手の田口から決勝犠飛。岡田監督は「今日は初回から前川のゲームかなと思った」

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