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堤聖也 左右スイッチ両構えで拓真陣営の大橋会長を幻惑「拓真が“あれ?リズムが違う”となってくれれば」

スポニチアネックス / 2024年10月5日 5時1分

<堤聖也公開練習>練習を公開した堤聖也(撮影・小海途 良幹)

 ◇WBA世界バンタム級タイトルマッチ 王者・井上拓真《12回戦》同級2位・堤聖也(2024年10月13日 有明アリーナ)

 元日本バンタム級王者の堤聖也が4日、世界初挑戦となる井上拓真戦へ都内のDANGANジムで練習を公開した。右構えと左構えの両方を使いこなすスタイルが武器。シャドーとミット打ちでは構えをスイッチさせ、視察した相手陣営の大橋会長を幻惑した。

 前WBO世界バンタム級王者J・モロニーらとのスパーリングで対策を重ね「ボクシングは瞬間、瞬間で展開が動くスポーツ。気持ちでもパワーでも、どの部分でもいいので相手を上回れば展開がずれる。そこを小突いて、とにかく勝てばいい」と高校総体で敗れた因縁の相手への雪辱を期した。

 拓真は堤対策として連日、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の兄・尚弥と実戦練習を重ねる。堤は「俺は尚弥さんほどうまくないし速くない。もっと下手くそ」と自虐的に話しながら「いざ戦ったときに拓真が“あれ?リズムが違う”となってくれれば、そこでずれを生むことができるかな」と不敵な笑みを浮かべた。 (伊東 慶久)

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