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日テレ「潜入兄妹」が今日スタート Pの意気込み「見知ったチームだからこそ、更なる上を目指していく」

スポニチアネックス / 2024年10月5日 14時0分

「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」でダブル主演する竜星涼と八木莉可子

 日本テレビドラマ「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」(土曜後10・00)が5日、スタートする。父を殺した犯人へ復讐(ふくしゅう)するために、兄妹が身分を隠して潜入し内側から特殊詐欺組織の壊滅を狙うオリジナルサスペンス。

 プロデューサーの尾上貴洋氏は幼少期から刑事ドラマなどに触れてきた「警察・犯罪モノ」好き。これまでも「ボイス 110緊急指令室」シリーズ、「大病院占拠」、「新空港占拠」などを手がけてきた。これらの作品の制作チームが再集結することでも話題を呼んでいる。

 その中で「潜入、いわゆるスパイものは、ずっとやってみたかった」と初挑戦。潜入捜査が描かれる映画「フェイク」や「インファナル・アフェア」などに憧れを抱きながらも「自分がやるならこういう形かな、というのはずっと考えてた」とワクワクしながら制作に臨んでいる。

 潜入する兄妹を演じるのはダブル主演の竜星涼(31)と八木莉可子(23)。尾上氏は潜入モノを「ヤクザやマフィアなどが絡むギラギラしてアブラっこい、男くさいイメージがある」とした上で「爽やかな清涼感のあるお二人が入ることで新たなエンターテインメントになると期待してます」とキャスティング理由を明かした。

 元警察官の兄は正義感と行動力を持ち合わせ、何よりも妹のことを第一に考えている。妹は優秀なホワイトハッカーだが、父の死で心に深い傷を負っている。兄にとっては妹が危険な潜入をすることに抵抗があるはずだが、2人そろっての潜入に至る経緯は第1話で明かされる。ここも物語の展開において重要なポイントだ。

 熱血漢な兄は「占拠」シリーズの主人公・武蔵三郎(櫻井翔)に通ずる部分もあるという。三郎はおなじみのせりふ「うそだろ」が一つの盛り上がりポイントだった。今作でも“キラーワード”があるかを聞くと、「毎回出るかは分かりませんが、あります」と宣言。どのせりふなのか、注目だ。

 「占拠」シリーズ同様に、今作の敵対組織の幹部キャストが放送前まで明かされていない。だが、敵が仮面で顔を隠していた「占拠」シリーズとは異なり、今作は仮面がない状態だ。「ギリギリ分かるか分からないかの角度で映しています。手の感じで“誰だろう?”などと予想して楽しんでいただけたら」と話した。

 そこに、これまで手がけてきたドラマ作りの知見を生かしたスピード感も強く意識。第1話では幹部5人のうち、さっそく1人の正体が明かされる。

 第1話を「だまし合いのドラマの開幕」と形容し「いかにだましの仕掛けがあるか、そういったところにも注目して見ていただけたらと思ってます」と呼びかけた。主人公が時間に追われていた「占拠」シリーズを「“動”のサスペンス」とした一方で、今作を「ジリジリとした“静”のサスペンス」と表現する。

 見知った制作チームでのドラマ作りで意識しているのは、「慣れちゃいけない」ということ。「“こんなもんでしょ”で作ってると、多分停滞していくだけだという気がするんです。よく口にするのは、“常にこれを超えていく方向はないだろうか”“もっとみんなにドキドキしてもらうにはどうしたらいいか”」といい、同じチームだからこその、さらに上を目指す意識が生まれている。

 常に進化し続ける制作陣が作り出す、バレたら一発アウトの緊張感のある潜入サスペンスがついに幕を開ける。

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