大谷には「脱帽している」「明らかに並外れた選手だ」パドレス指揮官が称賛の嵐も「仲間を信じて戦う」

地区シリーズ第1戦を翌日に控え、前日会見を行うパドレスのマイク・シルト監督（撮影・笹田　幸嗣通信員）

　パドレスのマイク・シルト監督（56）が4日（日本時間5日）、ドジャースと対戦する地区シリーズ（5回戦制）前日会見に臨み、「1戦目はシース、2戦目はダルビッシュでいく」と明言した。

　そのうえで同監督は、ドジャースの上位打線について「いくつかの異なる方法でナビゲートするつもりだ。前後の打者を見ながらマッチアップしやすい選手を配置する」と対策を話し、「大谷には左腕が好ましいことは分かっている。我々は明らかに脱帽している。彼は明らかに並外れた選手だ」と称賛しながらも、「しかし、私は我々の仲間も信じている。だから戦う」とチームを鼓舞した。

　第1戦先発を任されたシースは、大谷らドジャース打線への対策について、「抑えるには何かをしなければならない。ビビッて四球を出したり、勝負に出遅れれば、本当に失敗してしまう。これは挑戦。抑えるのは難しいが、それに向かって状況に応じて対応するだけ」と話した。

　また指揮官は「マスグローブはこのシリーズでは投げない。（ポストシーズンで投げる？）このシリーズでは投げないということにしておこう」と明言を避けた。