英大手紙が“異例”大谷翔平特集 「謙虚さ」に衝撃「スターになっても地に足がついていて…普通ではない」
スポニチアネックス / 2024年10月5日 12時3分
英大手紙「ガーディアン」(電子版)が4日(日本時間5日)、ドジャースの大谷翔平投手(30)に関する記事を掲載。“野球大国”とはいえないイギリスでの特集記事は異例といえる。
「大谷翔平 ドジャースの謙虚な大スターが野球界の頂点に到達するまで」と題した記事を投稿したのは、米ロサンゼルスを拠点に活動するミュージシャンのクレア・ド・ルーン氏。大のNBAファンで同紙に多数のバスケットボールに関する記事を寄せている彼女だが、今回はドジャースのレギュラーシーズン最終週を観戦し大谷の魅力に迫った。
ナ・リーグ西地区優勝が決まる26日(日本時間27日)の本拠でのパドレス戦。緊張感ただよう試合の中でも「周囲の誰よりも明らかに落ち着いている」と大谷の印象をつづったルーン氏。
また「普通のスーパースターではない」と断言する理由について、2度目の肘の大手術からのリハビリのために二刀流をあきらめたシーズンでさえ「50-50」という歴史的快挙を成し遂げたことに加え、その“謙虚さ”を挙げた。
記事ではそんな大谷の“謙虚さ”を表す関係者のコメントを紹介。エンゼルスでの初年度に大谷と共に過ごし今春ドジャースで再会したディノ・イーベル三塁ベースコーチは「彼の立ち振る舞いは、たくさんの注目が集まっていることを知っているはずなのに、そのことを全く感じさせない」とし、デーブ・ロバーツ監督は「非常に敬意を持っていて、とても謙虚で、誰に対しても同じように接する」と大谷の印象について発言していた。
さらに“謙虚さ”とともに“陽気さ”にも驚いたルーン氏。「謙虚な性格は日本文化の影響とも言われており、部分的には正しいだろうが、彼の気楽さと陽気さにも驚かされた。それは彼のような競技者には珍しい特性であり、地理的な起源に帰することはできない」とまれな人柄を分析。
続けて韓国での開幕戦翌日に発覚した元通訳の水原一平被告の違法賭博問題にも触れ「スキャンダルから見事に立ち直り、そのシーズンの活躍には全く影響しなかった」とし「偉大さと驚くべき平常心の証」とここでも大谷の落ち着きに驚嘆した。
ルーン氏は「世界的な大スターになっても、舞台裏でこれほど地に足がついていて、気楽でいることは普通ではない」とし野球大国とはいえないイギリスへ大谷の魅力を熱く伝えた。
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