【リーグワン】東京ベイ新主将にファウルア・マキシが就任 立川理道の後を継ぐ「次の世代のリーダー」に

今季の方針発表会見に出席したフラン・ルディケ・ヘッドコーチ（右から4人目）ら選手、スタッフ陣

　ラグビーリーグワン1部の東京ベイが5日、東京都江戸川区内で今季の方針発表会見を開き、12月21日に開幕を迎える新シーズンの体制やチームスローガン、新入団選手などを発表した。

　新主将には、トンガ出身で日本代表でもあるNO・8ファウルア・マキシ（27）が初めて就任。マキシは「キャプテンを任命されたときは少し悩みました。私はこれまでキャプテンを任された経験がなく、プレッシャーに感じたからです。しかし、こうして任されることはとてもありがたいことであり、成長にも繋がります。プレーでチームを引っ張り、みんなとともに成長してスピアーズの新たな歴史を作りたいと思います」とコメントを発表した。

　8、9月のパシフィック・ネーションズカップで日本代表の主将も務めたCTB立川理道（34）は、これまで8季務めていたチーム主将を退任。フラン・ルディケ・ヘッドコーチは「次の世代のリーダー、若手の才能ある人を育てる意味で」と狙いを説明した。立川の天理大の7年後輩にあたるマキシ新主将については「行動で示すタイプ。チーム全体をリードできると思う」と評価した。

　昨季は6位に終わり、2季ぶりの王座奪還を狙う東京ベイ。昨季の反省を踏まえ、指揮官は「TAKE　YOUR　SHOT」を今季のチームスローガンに掲げた。また、前川泰慶GMは「連覇を達成しないと一時代を築いたチームとは言えない。黄金時代をつくりたい」と中長期的な目標を掲げた。