金子繁治さんの孫・佳樹 11・3東日本新人王決勝へ 東海大菅生時代は中日・田中幹也と同部屋
スポニチアネックス / 2024年10月5日 16時52分
◇プロボクシング東日本新人王決勝(2024年11月3日 後楽園ホール)
プロボクシングの第81回東日本新人王トーナメント決勝戦の発表会見が5日、都内で開催され、12階級の決勝に進出した選手らが意気込みを語った。
初代金子ジム会長・金子繁治さんの孫・佳樹(26=金子/4勝4KO)はウエルター級決勝で福永啄巳(24=青木/4勝1敗)と対戦。「徐々にボクシングのレベルも上がってきてるかなとは思うが、まだまだ強い方々の足元には及ばない。次も特にKOを狙うこともせず、しっかりと自分の力を出したい」と静かに闘志を燃やした。
元々は野球少年で東海大菅生高2年時には甲子園に出場。3年時には現・中日の田中幹也内野手(23)とも同部屋で、八王子高との決勝では「7番・左翼」で先発出場。延長11回の末、3―5で敗れあと一歩で甲子園を逃すなどプロ野球選手を目指していた。
関東学院大卒業後は不動産会社に就職も「物足りなさを感じた」と転職を決断。そのタイミングで父・賢司トレーナーや、叔父・健太郎会長らと相談し、ボクシングジムを継ぐために22年4月からボクシングを開始。「僕の性格上やるからには突き詰めたい。行けるところまで行きたい気持ちは持っているので、今こういう形で本気で取り組ませてもらっている」と23年11月にデビューし、4連続KO勝利と本格的に競技をスタートさせた。
「ボクシングは勝った時のうれしさや、充実感がある。試合ではスポットライトが全部自分に当たる。自分のパンチで会場が湧くというのは野球では少ないシーン」と早くも競技の魅力に取りつかれている。53年に東洋(現東洋太平洋)フェザー級王座を獲得し、日本人初の東洋王者となった祖父は過去に新人王も獲得した。「もちろん祖父と同じ新人王を獲れたら。一つの目標ではあるがさらに強くなっていくための通過点。組んでいただいた一戦一戦を戦っていきたい」と一歩ずつ偉大な祖父に近づく決意を明かした。
試合当日はU-NEXTで独占ライブ配信される。
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