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ファーム日本選手権 最優秀選手はDeNA育成左腕の庄司陽斗 5回のピンチは「もう一段階ギアを入れて」

スポニチアネックス / 2024年10月5日 16時54分

<ソ・D>2回、ピンチで広瀬を併殺打に打ち取り吠える庄司(撮影・岡田 丈靖)

 ◇ファーム日本選手権 DeNA6-2ソフトバンク(2024年10月5日 ひなたサンマリン)

 DeNAの育成ルーキー・庄司陽斗投手(23)がファーム日本選手権(ひなたサンマリン)で先発。6回無失点の好投で、チームを初出場初優勝に導き、最優秀選手に選ばれた。

 何度も雄叫びを上げる気迫のピッチングだった。先発を託された左腕は6回4安打無失点。「いつも通り投げることだけを守って、チームのために全力で、そういったことを考えながら投げました。納得いく部分が全てではないですけど、良い方向につながっていったので良かったです」とはにかんだ。

 5回には1死二、三塁とピンチを招いたが、谷川原を見逃し三振、野村を空振り三振と2者連続三振に斬った。「もう一段階ギアを入れてというか、気合を入れて投げ抜こうと思っていたので、あとはキャッチャーの益子さんのサインを信じて投げました」。圧巻の投球にも23歳左腕は冷静に振り返った。

 4回以外は全てランナーを背負う展開も、6回まで最後のアウトは三振で奪うなど力でねじ伏せた。6回4安打無失点と試合を作り、最優秀選手に選ばれた。優勝監督インタビューで青山監督が「庄司、ナイスピッチング」と絶叫するほどだった。

 打線の援護にも「心強くて、たくさん点を取ってくれるので、点を無駄にしないように、打ち取るだけだなと思って投げています」と感謝を口にした。「1軍で活躍するのが目標なんですけど、貴重な場面を任されたので、そういった経験を生かしながら投げていきたいと思います」。背番号122は1軍のマウンドを見据えた。

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